理学部情報数理学科4年次生の大門巧さんが「BCN ITジュニア賞」を受賞し、1月24日に東京・品川インターシティで開かれた表彰式に出席しました。この賞は、IT業界紙「週刊BCN」を発行する株式会社BCNがNPO法人ITジュニア育成交流協会と協力し、IT関連のコンテストで優秀な成績をおさめた『未来のIT技術者』を表彰するものです。大門さんは、昨年10月の「U-22プログラミングコンテスト2019」のテクノロジー部門で経済産業大臣賞を受賞した功績が評価され、初めて選出されました。
表彰式では賞状とトロフィーが授与され、受賞者による研究成果のポスター発表が行われました。大門さんは、「U-22プログラミングコンテスト2019」で受賞の対象となった「Tetra」について紹介。ウェブブラウザ上で動作し、センター試験用手順記述標準言語 “DNCL”の処理系として、高校で誰もが簡単に使うことができるように設計していることなどを説明しました。受賞について、「これまでの研究活動を認めていただけたことをとてもうれしく思います。ポスター発表ではIT企業に勤める方とお会いしたのですが、技術者だけでなく営業やマーケティングなど、さまざまな職種の方とお話しすることでとても勉強になりました」と話します。また、「今回は16歳以下の受賞者も多くいたのですが、彼らのような人材を育てる教材の開発に取り組み、将来は教員として直接指導する立場になりたい」と目標を語っています。