国際文化学部の教育研究上の目的、養成する人材像

教育目標

今日、国際化が急速に進展し国際間の政治的障壁は殆ど失われつつあるが、世界各地で宗教や民族文化の違いによる摩擦が生じている。こうした問題を解決し、よりよい国際社会を実現するためには、今や国の違いを超えた「世界の共通語」となっている英語の習得は勿論、各国語で話ができるようになり、世界で起こる様々な情報を知ることや、それぞれの国・地域にある政治経済・歴史・文化を理解して地球規模の視野で世界を考えることが重要である。

また、科学技術の発達による交通機関の発達、機械化などにより人々の生活の利便性は高まってきたが、反面、運動不足による生活習慣病や複雑な人間関係、オートメーション化によるストレスの増大など健康問題が大きくクローズアップされている。更に、少子高齢化や都市化による核家族化が拡大し、地域の過疎化や人々との協力や団結力が失われて、まさに地域社会のつながりが薄れている。このような問題を克服し、地域の活性化や人々の豊かな生活を取り戻すためにスポーツの果たす役割が重要であるとされている。

国際文化学部はこのような現代社会に起こりうる様々な問題を解決するために文化やスポーツ、国際関係、デザインを学び、社会に貢献できる新しい創造を生み出していける人材を育成することを目標として、東海大学の建学の精神を基盤に教育方針を立てている。

地域創造学科には、心身共に豊かな生活を営むことができる「生涯スポーツ社会」の実現に必要な健康やスポーツに関する基礎的な知識を習得し、それを実践するための指導者としての能力を養う保健体育教員やスポーツ指導員の資格を取得して、地域のスポーツリーダーとして活躍できる力を身につけさせる「健康スポーツコース」と、私たちが住んでいる地域の特徴や問題点を分析・考察する力を育成し、よりよい地域づくりに貢献できる人材の育成を目指して公民の教員資格の修得も可能な「地域づくりコース」がある。

国際コミュニケーション学科では、異なった言語や、異なった文化に接したとき、人々が直面する問題を理論的・実践的に学ぶことを目的としており、読む・書く・話す・聞くといった英語など外国語の運用能力はもちろん、異文化理解を深めるための留学や仕事で英語・外国語を使うことを目的とした英語検定・中国語検定などのキャリア教育、更にフィールドワークなど現地での体験による国際理解にも力を注ぎ、実践的コミュニケーション能力を身につけることを目指す。

デザイン文化学科は、新しい社会における人間生活のありかたを形づくる活動として「デザイン」を考える。これまでの職能に狭く特化した技能者養成というデザイン教育ではグローバル規模で変化する社会のニーズに応えられなくなってきている。このような背景を踏まえ、「デザイン」を「文化」として捉えることにより、生活の質の向上に寄与すると共に、国際的広がりを求め、まちづくりや、産業界、スポーツ界など幅広い分野へ貢献することを目指すものである。

教育方針

国際文化学部では、建学の精神の4つの柱を基盤とする教育目標を達成するために、単に専門的知識を身につけるだけでなく、幅広い教養を身につけて学際化に対応すると共に、自ら考え、問題解決ができる能力を養う。また、自らの潜在能力を開発すると共に指導力を身につけ、社会変化に対応し、常にリーダーシップの発揮できる国際性豊かな視野を持った人材育成を目指す。

  1. 1.心身共に健全な人間教育

    人間を取り巻く環境や機能、人間関係などから健全な人間教育を行なう。そのためには、指導教員などのきめ細かい指導や、学習意欲や効果をあげるための工夫、課外活動への積極的参加などを指導する。

  2. 2.文理融合の推進

    東海大学建学の理念にあるように文理融合、つまり、文系、理系の専門知識に偏らない教育を実践するために「現代文明論」や「文理共通科目」を置き、豊かな人生観、世界観、歴史観を身につけ、現代に不可欠な総合的な判断力を発揮できるようにする。

  3. 3.「高等教育における座学を実践に結びつける」

    「座学から実践へ」を大きな指針として掲げ、教室で学ぶだけでなく、大学の外に出て実際に現地に赴き、実体験を学ぶフィールドワークや実社会の経験を積むインターンシップを積極的に進める。

  4. 4.留学制度の活用

    語学教育を重視し、東海大学にある世界18カ国の留学制度を積極的に活用して国際理解や国際交流を深めて多くの異文化を知ることによって、グローバルな考えを身につける。

  5. 5.キャリア教育の充実

    教員資格、スポーツ指導員、 TOEIC、TOEFL のスコアアップ、英検資格などの取得などのキャリア教育を行い、一人ひとりのキャリアアップに繋げる。

  6. 6.学際化に対応する教育

    多様化する現代社会で活躍するには、専門分野だけでなく、幅広く学ぶことが重要であるので、積極的に他学科カリキュラムの履修を進める。

国際文化学部が養成しようとする人材

  1. 1.世界的視野を備えつつ地域に貢献できる人材育成

    世界を見つめながら地域に貢献する人材を育てるために必要なカリキュラムを取り入れ、実践的英語教育をはじめ、語学教育の充実、スポーツを通じて地域に貢献できるためのスポーツ指導員など資格取得のためのカリキュラム、地域づくりのためのカリキュラムを置いている。

  2. 2.自分で創造し、行動できる人材育成

    身の回りでおきている事柄に対して、どうしてそうなったのか、どうしたらもっとよくなるのかと常に問題意識を持ちながら創造し、行動できる人材育成。

  3. 3.コミュニケーションを楽しめる力を待った人材の育成

    国際化に備えて、どこの国の人とも積極的に言葉を交わし、お互いを理解できるようになるために、語学力を持つ人材育成を目指す。

  4. 4.国際社会の多様性を理解できる力を持った人材育成

    多様化している現代社会において、どんなことにも対応できる幅広い社会知識と理解力を身につけた人材育成を目指す。

  5. 5.地域で健康スポーツを指導できる力を待った人材育成

    スポーツが日常化して地域の活性化や団結力など地域社会を構築するのに欠かせないものになっている。地域でスポーツを指導する機会が多くなることが予想されるので、その期待に応えられる人材育成を目指す。

  6. 6.デザインを国際的、文化的に捉えて社会にいかせる人材育成

    デザインの役割を、国際的、文化的な側面から捉えることにより、デザインが人々の生活を豊かにし、産業の付加価値を高めるために、グローバルな視点をもって活躍できることを自覚した人材の育成を目指す。

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