国際学科の学生がタイ政府主催のアジア青少年ワークショップに日本代表として参加しました

教養学部国際学科2年次生の石塚史穂さん相良芽衣さんが4月30日から5月5日まで、タイ政府が主催したアジア青年ワークショップ「Workshop of Asia Youth: Social Contributors for Caring and Sharing Community」に日本代表として参加しました。

バンコクとペッチャブリーで開かれたこのワークショップは、アジアの若者たちが高い効果を上げている社会貢献活動の事例や課題を共有し、ともに未来を考える場を提供することが目的です。特に、参加者同士が互いの経験を共有することで、各国での社会貢献活動への積極的な参加を促すとともに、アジアの若者同士のネットワークを各国に波及させ、将来、国やアジア全体の発展に影響を与え得る知識を地域社会にも還元ができる仕組みをつくることを目標としています。今回は趣旨に賛同した80名を超える若者がASEAN諸国をはじめ、日本、中国、モンゴル、ブータンなど13カ国から参加。本学の学生は、在タイ日本大使館から学生派遣の依頼が寄せられたことがきっかけで参加しました。

初日には、各国のボランティア活動の現状について5分程度のプレゼンテーションが行われ、石塚さんと相良さんは、東日本大震災後の災害ボランティア活動についてプレゼンテーション。特に、災害ボランティアでは現地のニーズ調査や綿密な計画立案が重要であることを強調しました。その後バンコクから南部のペッチャブリー県へ移動し、現地の大学生との文化交流にも参加。タイにおける環境保護活動の現状などを視察した後、「持続可能な発展と環境保護をどのように共生させるか」といった課題についてディスカッションに取り組みました。

石塚さんは、「豊かな日本社会に慣れた私は東南アジアの生活に対して、衛生面をはじめさまざまな不自由さと課題を感じました。一方でワークショップ参加者の幸せに対する感度の高さ、人とのかかわりの濃さは今までに感じたことがないくらい刺激的なものでした。国も地域も宗教も年齢も違う人々がアジアの未来を真剣に考える集いに参加できたことをうれしく思うとともに今後の生き方を考える大変貴重な機会になりました」とコメント。相良さんは、「さまざまな国の学生とボランティア活動について語り合うことで、日本とは異なる考え方に基づく取り組みが数多くあることを学びました。また、他国の学生との交流を通じて、英語というコミュニケーションツールの重要さを痛感しました。今後の学生生活では、これまで以上に英語の学習に取り組んでいきたい」と語りました。

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