FD・SD研修会「AI時代、学生はなぜ大学に来て学ぶのか?」を開催しました

2026年9月17日(木)、札幌キャンパスにおいて、FD・SD研修会「AI時代、学生はなぜ大学に来て学ぶのか?~英語講師の生成AI使用に関するガイダンス実践と、学生のリアルな声から紐解く『対面』の価値~」を開催しました。

本学では、建学の精神に基づき、教員、事務職員、技術職員、保健技術職員を対象とした研修等を通じて、教育研究活動をはじめとする大学運営を適切かつ効果的に行うため、Faculty Development(FD)・Staff Development(SD)研修を実施しています。

今回の研修では、札幌キャンパス非常勤講師の太田とも美先生を講師に迎え、生成AIが急速に普及する中、「学生にとって大学に来て学ぶことにはどのような価値があるのか」をテーマに、教職員がともに考えました。研修では、学生を対象に実施したアンケート結果をもとに、生成AIの利用実態や学生の率直な意見を紹介しました。また、太田先生が実践している生成AI利用に関するガイダンスや、他大学における実践事例についても紹介されました。グループワークでは、「学生に生成AI使用のガイダンスを提供するとしたら、どのような内容が適切か」「大学教育において生成AIとどのように向き合っていくべきか」をテーマに、参加者同士で活発な意見交換が行われました。

参加者からは、

「とても参考になりました。まだまだ未知数な生成AIの利用について、他部署の職員や先生方と情報共有ができて良かったです」

「AIの活用が進む一方で、AIに依存せず、自ら考え判断する力の重要性を改めて感じた。また、AI時代において、学生が大学に通い、人と関わりながら学ぶことの意味についても考えさせられた」

「AIや動画を通じて、さまざまな模範解答や正解を得られるようになった一方で、対面授業では失敗を経験することにも大きな意義があると感じた。例えば、手順どおりに実験を行っても、さまざまな要因によって正しい結果が得られないことがある。あらかじめ用意された正解を得るだけでなく、失敗や試行錯誤を通して学ぶ経験こそが、将来に生かされるのではないかと思う。」

との声が寄せられました。

また、太田先生は今回の研修を振り返り、

「今回の研修の目的は教職員同士の活発な意見交換の場の提供であり、AIについて一つの落としどころや答えを定めることではありませんディプロマ・ポリシーが異なる学部・学科では、AIに関する考え方や運用方法もそれぞれ異なると思います。今回共有した学生アンケートの結果やヒヤリハット事例、他大学の実践などが、皆様の今後の業務に少しでも役立てば幸いです」とコメントしました。

生成AIの普及により、大学教育を取り巻く環境が急速に激しく変化する中、今回の研修は、教職員それぞれの立場から意見を交わし、AI時代における大学教育や「対面で学ぶこと」の価値について考える機会となりました。

札幌キャンパスでは今後も、教職員が学び、対話する機会を大切にしながら、教育・研究・大学運営のさらなる充実につながるFD・SD研修を実施していきます。