地域創造学科の1年次生が「第2回スポーツ枝拾いin仁木」に参加しました

国際文化学部地域創造学科では4月16日に余市郡仁木町にある「峠のふもと紅果園」で、仁木町振興協議会を中心とする同実行委員会と協力して「第2回スポーツ枝拾いin仁木」を実施。1年次生113名が新入生研修会の一環として参加しました。

この競技会は、農園内で剪定された果樹の枝を拾う作業をスポーツとしてアレンジすることで、楽しみながら地域の大きな課題の一つである第一次産業(農業)従事者の高齢化や慢性的な人手不足などの深刻な問題の解決を図ろうというものです。学生たちに対しては、スポーツの持つ力を活用して地域の課題解決を図る体験を積むとともに、地域の魅力や潜在的な可能性に気づき、スポーツを一つの切り口として地域の課題解決策を提案する能力を培ってもらうことを目的としています。地域の果樹園などでは雪解け前にサクランボやリンゴなどの木は伸びた枝を切り落としますが、その枝を拾い集めることも重労働であり、地域振興に取り組む同協議会の会員らが中心となって競技を考案しました。一昨年に小樽市で開催された「第2回国際スポーツ雪かき選手権in小樽2015」に本学科の学生が参加したことをきっかけに協力依頼があり、昨年度から実施しています。

学生たちは約10名ずつチームを組み、制限時間30分の間で拾い集めた枝を積み上げた高さや密度、枝の大きさごとの分別、積み方の芸術性などをポイント制で競いました。優勝したチームの学生は、「キャンプファイヤのように枝を積み上げた点を評価していただけました。農家の皆さんが実際にされている作業を体験できる貴重な機会になりました。今後もスポーツを通じた地域振興について学んでいきたいと思います」と話していました。

また競技終了後は、同町にある北海道芸術高校に会場を移し、農家の皆さんと地域の抱える課題などに対して懇談。活発に意見を交換し、交流を深めました。学生たちの指導にあたった服部正明教授は、「学生たちにとって地域とかかわりながら問題解決の手法を学ぶ機会として、今後もこのような活動を継続して展開していきたい」と話しています。

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