カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリションの幹事機関として参画しています

東海大学では、文部科学省、経済産業省、環境省と全国188の大学等による「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」の設立準備に参画してきました。7月29日にオンラインで設立総会が開かれ、本学の梶井龍太郎副学長が幹事機関(人材育成ワーキンググループ=WG)の一員としてあいさつしました。

同コアリションは、政府が掲げる2050年のカーボンニュートラル※実現に向けて、大学や研究機関の連携を強化することを目的として、3月23日に学長等サミットが開催され(https://www.u-tokai.ac.jp/news-notice/25654/)、その後から準備や調整が行われた結果、設立されたものです。参加大学間のネットワークを通じて、国や自治体、企業、国内外の大学等との連携を強化し、国・地域の脱炭素化等に資する研究開発や社会実装の推進、地域やキャンパスのゼロカーボン化などに係る機能や発信力を高め、カーボンニュートラル達成にいっそう貢献していくことを目指します。コアリション内にゼロカーボン・キャンパスWG、地域ゼロカーボンWG、イノベーションWG、人材育成WG、国際連携・協力WGが置かれ、本学はゼロカーボン・キャンパスと人材育成の2WGで運営委員を担当しています。

設立総会では、総合地球環境学研究所の山極壽一所長や高橋ひなこ文科副大臣、江島潔経産副大臣、笹川博義環境副大臣のあいさつに続いて、参加機関や各WGの幹事機関が紹介されました。本学の梶井副学長は人材育成WGで紹介を受け、「本学では来年度にゼロカーボン・キャンパスの実行を目指しています。また、以前からSDGsを踏まえた教育に力を入れており、持続可能な社会の実現を目指し、シティズンシップなどの4科目を全学必修科しました。脱炭素社会の実現には地域との連携が必要です。学生が持続可能な社会を創造する一員として、自らの関心や才能を生かして課題解決に参画する医師と力を育むパブリック・アチーブメント型教育を推進することで、それに貢献する人材育成に役立つと考えています」と語りました。

設立総会に合わせて記念講演が行われ、総合地球環境学研究所の谷口真人副所長より「幹事機関の取り組み」について説明があり、この中で東海大学の取り組みが紹介されました。

本学の取り組みについてはこちらをご参照ください。

※カーボンニュートラルとは、二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスの排出量から、温室効果ガスの吸収量と除去量を差し引いた合計をゼロにすることで、「ゼロカーボン」とも呼ばれます