国際文化学部の学生たちが「JENESYS日ブルネイ交流派遣プレプログラム」に参加しました

国際文化学部の学生たちが9月24日にオンラインで開かれた「JENESYS日ブルネイ交流派遣プレプログラム」に参加しました。日本政府が推進する対日理解促進交流プログラム「JENESYS」は、日本とアジア大洋州の各国・地域との間で関係を発展させるとともに、将来を担う人材を招へい・派遣し対日理解の促進を図ることを目的とした事業です。例年、本学をはじめ日本の学生たちが各国を訪問し国際交流を深めてきましたが、世界的な新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりオンラインでの実施に。本事業を運営する一般社団法人日本国際協力センター(JICE)と本学が2015年に締結した「国際協力・国際交流を推進するための連携協力協定」に基づき、過去に「JENESYS」に参加した経験のあるブルネイ人とのオンライン交流イベントとして開催し、学生14名が参加しました。。

当日は開会に先立ち、JICEの塩野谷剛氏が「JENESYS」の取り組みを説明。続いて在ブルネイ日本国大使館 一等書記官 広報文化班長の青木敦史氏があいさつし、「このプログラムを通じて日本とブルネイ両国の交流が促進され、理解が進むことを期待しています」と話しました。続くセッションでは、日本とブルネイの参加者が両国の特色と関係性や、これまでの「JENESYS」での取り組みを紹介。ブルネイから参加したムハンマド・サフワン氏は、日本での経験や知見をブルネイで広めるイベントについて説明し、「今後もさまざまな取り組みを通じて日本の文化を理解していきたい」と抱負を語りました。本学部の学生たちは、北海道の特産品や雪まつり、アイヌ文化や景勝地などに触れつつ、国際文化学部のある札幌キャンパスでの生活や国際交流の取り組みを紹介。写真やイラストを多く使用し、効果的に魅力やメッセージを伝えました。その後のディスカッションでは、「これまでの経験で印象に残っていることは?」「将来的の目標は?」「これまで行ったことのある場所や、そこでの体験はどのようなものでしたか?」などのトピックに基づいて意見を交わし、親交を深めるとともに、一人ひとりの実体験に基づいた知識や経験を共有しました。

プログラムに参加した山田映誠さん(1年次生)は、「ディスカッションの際に英語がうまく聞き取れない事がありましたが、聞き返すことで理解することができ、自分の考えも伝えられました」とコメント。関優雅さん(4年次生)は、「内定先企業でインターンとして働いているなかで、さらに知見を広げたいと思い参加しました。今回のプログラムに参加して、さらに視野を広げて世界とかかわっていきたいという気持ちが高まりました」と語りました。田中絢子さん(同)は国際交流に興味のある学生に対し、「国際交流は実践を通じて初めて気付けることがあります。自分の常識が世界では常識でないなど、貴重で面白い体験ができるので、気になっている方はぜひチャレンジしてみてください」とエールを送りました。