「Global Innovation Project(GIP)」が甲府高の特別講座に協力しました

スチューデントアチーブメントセンターのチャレンジプロジェクト「Global Innovation Project(GIP)」が5月31日に、湘南キャンパスで開かれた付属甲府高校の「東海大学特別講座」に協力しました。甲府高では2021年度から特進コースBの生徒を対象に、東海大学の教員による授業を通して幅広い視野や考え方を培ってもらおうとこの講座を開講。2年生は12月に予定されている沖縄県・西表島の東海大学沖縄地域研究センターや石垣島での研修旅行に向けて、SACの二ノ宮リムさち教授の授業を受講しています。

当日は、二ノ宮リム教授がSDGsの基本理念などを解説し、「地球の限界、多様な人の共生、人権の尊重という3つの“持続可能性のレンズ”で自分たちの暮らしや社会を見てみましょう」と語りかけました。生徒たちはグループごとに付箋にキーワードを書き出し、模造紙にまとめて発表。続いてGIPの活動紹介として、寺田真優さん(文化社会学部3年次生)が、「SDGsを基盤として、ボランティア、ものづくり、産学連携を行いたい学生を支援するプロジェクトです」と説明し、ミニプロジェクトを紹介しました。ゴミの分別を促すイラストを制作するなどアートによるSDGsの啓発活動に取り組む「SARTs」、竹などを使ったものづくりでSDGsを推進する「Hit」、フードロス削減や健康メニューを考案する「GIP Foods」(今年度からはユニークプロジェクトとして独立し「Neo Foods」として活動)、「地域活性化プロジェクト」の活動を説明しました。また、中村駿文さん(工学部3年次生)と渡邊脩友さん(政治経済学部2年次生)はプラスチック削減プロジェクト「ELMA」の活動を紹介し、アンケートでマイボトルを毎日持ち歩いている学生が約4割に上る結果を受け、このほど湘南キャンパス1号館1階、6号館A翼1階、11号館2階にウォーターサーバーを試験的に設置した経緯を説明。プラスチックに関するクイズも出題しました。学生たちは、「各グループを回る中で、生徒たちから高度な質問も多く寄せられ、興味の高さがうかがえました。発表は緊張しましたが、楽しい時間を過ごせました」と語りました。