東京パラリンピックの陸上競技・女子マラソン(T12クラス)が、9月4日に東京都・国立競技場発着の特設コースで開催され、道下美里選手(三井住友海上)が金メダルを獲得。本学卒業生の志田淳さん(工学部1996年度卒・NEC)と青山由佳さん(体育学部2008年度卒・相模原市役所)が、視覚障がいのある道下選手と伴走するガイドランナーとしてサポートしました。
レース前半では青山さんがガイドランナーを務めました。雨の中のレースとなりましたが、最初の5kmを落ち着いたペースをキープし先頭で通過。7km付近からは先頭集団の中でレースを進めます。20km過ぎにガイドランナーを志田さんに交代すると、26km付近の給水所でのスペシャルドリンク補給をきっかけにスパートを駆けて後続を一気に引き離し、3時間00分50秒(大会新記録)で見事金メダルを獲得しました。
道下選手は、「リオデジャネイロ五輪では銀メダルに終わり、チームのみんなと“5年前の忘れ物を取りに行こう”と頑張ってきました。最高の伴走者とこれまでサポートしてくれた仲間たちのおかげで、心から感謝しています」と語り、志田さんも、「練習してきた力を100%出し切れた結果です」と笑顔を見せていました。