大学等コアリション全体シンポジウムで人材育成WG幹事校として東海大学教員が講演しました

スチューデントアチーブメントセンターの二ノ宮リムさち准教授が、3月11日にオンラインで開催された「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション全体シンポジウム カーボンニュートラル達成に向けて未来社会像をどう描くか」で講演しました。

政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」の実現には、技術イノベーションのみならず経済社会イノベーションが不可欠であり、そのために人文社会科学から自然科学までの幅広い知見が必要であることから、昨年夏に国公立・私立大学が国、自治体、企業、国内外の大学等との連携強化を通じ、その機能や発信力を高める場として、「カーボンニュートラル達成に貢献する大学等コアリション」(大学等コアリション)が設立され現在約200の機関が参加しています。本学は幹事機関(人材育成ワーキンググループ=WG)の一員として参画するとともに、「ゼロカーボンキャンパスWG」にも担当委員として参加。学内に「カーボンニュートラルプロジェクト」を設置し、今後キャンパスのゼロカーボン化に向けたロードマップの策定や、学内の状況をまとめたレポートの作成など、さまざまな活動を計画しています。

二ノ宮リム准教授は、本学が18年度から展開している「パブリック・アチーブメント(PA)型教育」をはじめ、人材育成WG参加機関が実施しているさまざまな取り組みを紹介。カーボンニュートラルや持続可能性に関する基礎的な理解の促進、社会の変革を担う土台としてのシティズンシップ育成、専門的な知識や技能の修得、多様な主体と課題解決・社会変革に向けて共創する機会の創出などを複合的に進める必要性を解説しました。今後に向けて、「大学など各機関が連携し、カーボンニュートラル人材像や育成方法について議論を重ね、新たな教材やプログラムの開発に取り組んでいきたいと考えています」と語りました。