東海大学は、1月24日(水)に「授業設計の基礎知識~学生を変化させる授業・シラバスの作り方~」と題して、FD研修会をオンラインで開催しました。当日は、全キャンパスより教職員約100名が参加しました。
大学の授業において、成績評価を適切に行うことや受講後の到達目標を明確に定めるなど、シラバス(教員が受講学生に示す授業概要・計画書)の重要性が求められています。今回の研修会は、ティーチングクオリフィケーションセンターの稲垣智則准教授が登壇し、シラバスを作成する上でのポイントや学生に気づきを与える授業づくりについて講演を行いました。
はじめに、梶井龍太郎学長代理が「学生・教員にとって役立つシラバスを作成いただければと考えております。既に2024年度のシラバス作成・入力をすすめていると思いますが、今日の講演内容を活かしていただきたいです」とあいさつしました。 続いて稲垣准教授より、シラバスを授業の設計図として学生視点で作成する重要性や到達目標の書き方、成績評価の示し方などについて、受講学生からの事例などを踏まえて説明しました。 また、授業内容と学生の実生活をリンクさせて説明をすることや、話す際にマクラ(導入)とオチ(結論)をつけるなど、受講学生に内容が伝わる話し方について実演を交えて紹介しました。 最後に、PDCAサイクルに則り「毎年度シラバスの内容を見直し、変化をさせる意識が必要です」と話しました。
参加した教職員からは「豊富に事例が紹介され、ユニークかつ面白い講演だった」「これまでの自分の授業計画の中で設定してきた学生の「学習到達地点」を見直してみたい」「自分の授業に当てはめて考えるための良い材料を得られた。今後、時々思い出して、授業の進め方やシラバス作成の参考にしたい」などの感想が寄せられました。