体操競技部が東京五輪体操競技リトアニア代表に向けた壮行会を開催しました

湘南キャンパスで活動する体操競技部が7月16日にオンラインで、東京五輪男子体操競技リトアニア代表のロベルト・トゥ・ボロガル選手に向けた壮行会を開催しました。湘南キャンパスのある平塚市がホストタウンとしてリトアニア代表チームをサポートしており、本学は同事業に協力。キャンパス内に市内有数の練習環境を完備することや卒業生の渡邊守成氏(体育学部卒)が国際体操連盟の会長を務めていることから、ロベルト選手に体操体育館を提供するとともに、体操競技部の小河原慶太部長(体育学部教授)や小西康仁監督(体育学部講師)、学生コーチらが練習を補助しています。同部の選手は、新型コロナウイルス感染症対策のため直接の交流ができないため、「ロベルト選手に応援する気持ちを伝えたい」と自主的にオンライン壮行会を企画。平塚市職員の協力を得ながら準備を進めてきました。

壮行会ではまず、植村隆志副部長(体育学部准教授)があいさつし、「来日を心から歓迎しています。祖国を代表して戦うロベルト選手とともに練習できないことは大変残念ではありますが、今回の壮行会をぜひ楽しんでください」と語りました。その後、選手が制作した応援動画を放映し、荒井嵩登主将(体育学部4年次生)が、「新型コロナ禍でなければ、実際に心を通わせて楽しい時間を過ごせたはず。それでも私たちはロベルト選手を応援しています。大会でも好成績を残してください」とエールを送りました。また、小西監督は、「日本の夏はとても暑いと感じているのではないでしょうか? 練習中に渡した東海大学のうちわをぜひ大会中にも使ってもらえたらうれしい。会場に行くことはできませんが、テレビ越しに声援を送ります」と話しました。多くのメッセージを受け取ったロベルト選手は、「壮行会を開催していただきありがとうございます。来日後は感染対策の一環で、練習場とホテルの往復だけになっていますが、東海大学の皆さんのサポートのおかげでとても充実した時間を過ごせており、日本のおもてなしの素晴らしさを感じています。五輪では練習の成果を発揮して決勝に進出したい」と抱負を述べました。

その後は、体操競技部の選手がリトアニアの魅力を訪ねながら交流。ロベルト選手が「リトアニアは歴史的な建物や豊かな自然に囲まれてとてもリラックスができる国」と話すと、選手たちは「コロナが落ち着いたら遊びに行きたい」と笑顔で返答。その言葉にロベルト選手も、「ぜひ来てほしい。城などの観光地を案内するよ」と話していました。