原監督率いる読売巨人軍に農学部の学生らが農産加工品を差し入れました

農学部の学生と九州キャンパスの教職員らが2月5日に、読売ジャイアンツがキャンプを行っている宮崎市・ひなたサンマリンスタジアム宮崎を訪問。原辰徳監督(本学体育学部客員教授)に、学生が栽培、製造加工した食品を手渡しました。九州キャンパス教育活性化プロジェクトとして農学部が取り組んでいる「アグリ実学スキルアップ支援プログラム」(略称:アグラップ)の一環で、「原ジャイアンツ♡東海大学~原監督を始めとする巨人軍を東海大学九州キャンパス農学部のおいしさで応援したい~」と題して実施したものです。

原監督が率いる巨人は例年宮崎でキャンプを実施しており、本学出身の選手も多数在籍していることから、キャンパス内でも愛着を持って応援している学生や教職員が多数います。この取り組みは、2019年、20年のセ・リーグ連覇や昨年度のクライマックスシリーズに至るまでの激闘が、本キャンパスの学生や教職員に大きな感動と勇気を与えてくれていることから、例年おいしく元気の出る食品を提供することでリーグ制覇、その先にある日本一に向けてチームを応援するとともに、学生に企画・運営・技術研鑚などでさまざまな経験を重ねてもらうことを目指して実施しています。昨年度は新型コロナウイルス感染症の拡大により郵送での贈呈となりましたが、今年度は新型コロナ対策を徹底し、参加人数を最小限に抑えて現地を訪問しました。

当日は、学生、教職員合わせて8名が参加。熊本キャンパスからバスに乗車し、宮崎へと向かいました。現地では、本企画の実現に協力した東海大学学園校友会の後藤俊郎会長らも合流。村田達郎教授(基盤工学部)の書いた「東海大学農学部 おいしさで原巨人軍を応援し隊」のパネルを背にグラウンドで原監督を出迎えました。まず、学生を代表して農学部2年次生の梶原奈美さんと西田礼子さんがあいさつ。新型コロナ禍における巨人の戦いを振り返るとともに、農学部が16年の熊本地震で大きな被害を受けたことや、授業においても新型コロナの影響で遠隔と対面の併用が余儀なくされる中で、現在建設が進んでいる臨空校舎の圃場を使ったヒマワリの栽培と油を抽出するプロジェクトなどの取り組みを紹介しました。さらに、プロ野球への思いとともに「私たちに希望を与えてくださる巨人の監督であり、東海大学の先輩である原監督、選手、関係者の皆さんの力に少しでもなれるように、私たちが阿蘇実習フィールドで作った農産物や加工品を送ります。新型コロナで見通しが立ちにくい状況ですが、私たちは皆さんを応援し、さらなる活躍を祈っています」とエールを送りました。

その後、骨付きハムや、板状のベーコン、阿蘇実習フィールドで栽培した米、サツマイモ、ブルーベリーを加工したジャム、農学部が産官学連携で開発した芋焼酎「阿蘇の魂」などを紹介。後輩たちの訪問に笑顔の原監督は、「農学部があり、恵まれた実習施設があるのは東海大学の誇りだと思います。私も同窓生の一員として皆さんの今後の活躍に大いに期待しています」と後輩たちに応えました。