建築都市学部では9月19日に湘南キャンパスで、「建築都市学部(A+U)Semester Message」を初開催しました。本学部開設前年の2021年度から今年度まで9回シリーズで実施してきた「建築都市学部オープニングセミナー」を継承し、1セメスターに1回程度、学部の最新トピックや建築・都市の世界の旬な情報を伝えていくイベントとして企画しました。
初めに「各種報告事項」として、教員と学生の受賞や出版について紹介。「冷暖房・給湯における環境配慮型ライフスタイル普及のための教育プログラムの開発」で「2023年日本建築学会教育賞(教育貢献)」を受賞した建築学科の高橋達教授と、著書『南イタリア都市の空間史―プーリア州のテリトーリオ』(法政大学出版局)で「建築史学会賞」と「日本民俗建築学会奨励賞」を受賞した建築学科の稲益祐太准教授が研究内容や受賞の喜びを語りました。また、学会や卒業作品展で多くの教員・学生が受賞した成果や、出版、講演実績を報告したほか、岩﨑克也学部長がこの秋に発刊されたオープニングセミナーをまとめた書籍『LINKAGE つながり合う、建築の豊潤なフィールド』(総合資格出版会)を紹介しました。
続いて、スペインで開催された「ICSCER2023 International Conference on Structure and Civil Engineering Research」で論文を発表した大学院工学研究科2年次生の平岡音衣さんと佐藤空翔さん(指導教員=伊達重之教授・土木工学科)が登壇。国際学会に参加して感じたことや後輩たちへのアドバイスを語りました。海外視察報告として、9月にフランス、スイス、ドイツでの「海外研修2023」に参加した約35名の学生と、オーストラリア建築視察の中から岩﨑学部長が「シドニーオペラハウス」を写真や動画を交えながら現地での様子を解説しました。