札幌キャンパス準硬式野球部が清瀬杯第53回全日本大学選抜準硬式野球大会で初優勝しました

札幌キャンパス準硬式野球部が、9月5日から9日までスリーボンドスタジアム八王子などで開催された清瀬杯第53回全日本大学選抜準硬式野球大会に出場。決勝で九州地区代表の久留米大学に8-5で勝利し、初優勝を果たしました。同部は7月2日から5日かけて開催された北海道地区予選で、小樽商科大学に9-7、札幌大学に7-6、北海学園大学との決勝は12-8(6回降雨コールド)で制して3年ぶり3回目の本戦出場を決めていました。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響や21都道府県への緊急事態宣言発令を受けて7大学が出場を辞退する中、各地区の9代表が優勝を争いました。準決勝では東海地区代表の名城大学と対戦。3回までに3点のリードを許しましたが、4回に4番・大石明洋選手(国際文化学部4年次生)のタイムリーツーベースで反撃ののろしを上げると、5回には丹波結都選手(同)と平澤輝主将(同)の連打でチャンスを広げ、相手のエラーなどで一挙4点を奪い逆転に成功。しかしその後は両チーム点の取り合いとなり、6―6のまま延長戦に突入します。無死満塁から押し出し四球で勝ち越し、大石選手、鈴木海聖選手(同)、平澤主将のタイムリーなどで7点を加え、13―6で勝利しました。

久留米大との決勝戦では、準決勝で10回159球を投げて完投した丹波選手が先発し、4回表に2点の先制を許したものの粘りのピッチングを見せます。打線は4回裏、1死満塁から押し出し四球で1点を返し、平澤主将の内野ゴロの間に逆転。「ストレートが来る気がしたので思いっきり振った」という雄鹿真司選手(同)が右中間へタイムリーツーベースを放って3点を追加し、相手を引き離しました。7回にも大石選手、本間達弦選手(同3年次生)の連続タイムリーツーベースなどで3点を加えます。9回表に2点を返されるも8―5で逃げきり、この日も一人で投げ抜いた丹波選手を中心に歓喜の輪が広がりました。

新型コロナの感染拡大や就職活動の影響により、北海道予選で好投した村上大介選手(同4年次生)や外野手の迫屋駿吾選手(同)ら数名が上京を断念。平澤主将は、「試合前、東京に来られなかった4年生から『一生懸命頑張って』とLINEでメッセージをもらい、全員で戦う気持ちで決勝に臨みました。本戦に出場した選手だけでなく、北海道予選で活躍した選手たちがいたからこそ初優勝できました。みんなにありがとうと言いたい」と喜びを語りました。丹波選手は、「準決勝の疲れが抜けず、ボールが指にかからなかったのでストレートはほとんど投げられませんでしたが、スライダーやツーシームで打ち取れたのがよかった。付属札幌高校時代、野球部で“打者を打ち取るピッチングは球のスピードだけではない”と学んだことが生かせました。なによりみんなに助けられた試合でした」と笑顔を見せました。