「KMITL-Tokai Joint Seminar 2021」を開催しました

東海大学とタイ・モンクット王ラカバン工科大学(KMITL)では、5月27日にオンラインで、「KMITL-Tokai Joint Seminar 2021」を開催しました。このセミナーは、KMITLの工学部と本学工学部、情報理工学部および大学院工学研究科の研究交流の機会として2016年度から実施しているものです。19年度まではKMITLと本学湘南キャンパスで交互に開き、研究発表とともにキャンパス内の施設見学などを実施してきました。しかし、昨年度は新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて中止に。今年度はオンラインで両大学をつないで開催しました。

当日は両大学の教員や大学院生ら約30名が参加。オープニングセッションでは、工学研究科の沖村邦雄研究科長があいさつし、「KMITLと本学は50年以上にわたる交流の歴史があり、教員や学生の交流も非常に盛んです。共同研究に取り組んでいる研究者もいますが、今回のジョイントセミナーをきっかけにしてさらなる連携強化や研究成果につなげていきましょう」と語りました。その後、両大学で展開している国際交流や教育システムの紹介があり、本学からはユニバーシティビューローの山口滋ゼネラルマネージャー(国際担当)が世界各国にある本学のパートナー校との交流やその成果について講演。KMITLのコムサン・マリーシー副学長は、2019年度から導入されている技術者育成プログラム「高専システム」について紹介しました。

研究発表セッションでは両大学から5名ずつ、計10名の教員や大学院生が工学全般にかかわる多彩なテーマで、研究成果を発表。セミナー後、沖村研究科長は、「専門学会と異なり、幅広い分野での研究成果を共有できたことは大きな成果。両大学でどのような研究が行われているのか、どんな研究者が在籍しているのかを知ることが今後の継続的な連携につながると思います」と話しました。