健康学部健康マネジメント学科では9月17日から11月30日まで、「2021年度 第4回東海大学健康サポートスタッフ養成講座」(主催:健康学部、共催:東海大学KENKOプロジェクト)をオンラインで開催しました。健康づくりに必要な基礎知識や技能を習得し、健康増進やQOL(quality of life)の向上に向けたサポート活動を推進できる人材の育成が目的です。本学科の教員が担当する30~40分の講義動画を9本視聴し、認定試験で規定の正解数に達した人には後日、「東海大学健康学部認定 健康サポートスタッフ」の認定証を授与します。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため昨年度に引き続きオンラインで開催し、湘南、伊勢原、清水、札幌、熊本の各キャンパスの学生のほか、学生の保護者や高校生ら106名が受講し、認定試験で32名が合格しました。
「健康づくりとQOL」と題した動画では堀真奈美学部長が、本学のQOLに関する取り組みや本学部での学びのほか、QOL概念の変遷や世界各国で用いられている「WHOQOL-26」「SF-36」「EQ-5D」といった生活の質を測る調査項目、国民の健康の増進の総合的な推進を図るための基本的な方針として通知された「健康日本21」などについて紹介。続いて柴田健雄講師が「病気の予防と健康管理」について、岡本武志講師が「健康づくりと筋力トレーニング①サルコペニアとロコモティブシンドローム」について講義。有賀誠司教授は「健康づくりと筋力トレーニング②筋力トレーニングの実際」をテーマに、写真や動画を交えながらトレーニングの方法を紹介しました。
西垣景太准教授と遠藤慎也助教が担当した「健康づくりとウオーキング」では、新型コロナの拡大によって運動不足が長期化し、体重の増加や体力の低下、子どもの発育・発達不足、高齢者の転倒による寝たきりといった影響が出ていると説明し、西垣准教授が年齢や心拍数によるウオーキングの運動強度の設定方法や歩き方のポイントを解説しました。ほかにも、森真理准教授が「健康づくりと食事」、堀越由紀子教授と菅野和恵准教授が「メンタルヘルス」をテーマに講義しました。企画を担当した有賀教授は、「コロナ禍を経験し、私たちは健康の大切さや病気予防の重要性を再認識することができました。受講者の皆さんは、本講座で得た知識を周りの人々に伝え、健康づくりのサポート役として活動の輪を少しでも広げていただけたら幸いです」と語りました。