「体験食育講座」を開催しました

健康学部健康マネジメント学科の森真理准教授と有志学生7名が2月23日、湘南キャンパスで「体験食育講座」を開催しました。連合後援会研究助成金地域連携部門の採択を受けた「湘南キャンパスから”美味しい食育”発信プロジェクト~地域産品を利用した体験食育講座の企画実践活動~」の一環で実施したもの。中学、高校と運動部に所属し、大学では「運動を頑張る子どもを食でサポートしたい」と集まった学生が、森准教授の指導のもと、食習慣や栄養バランスついて研究を重ねて企画しました。

当日は地域住民や教職員、学生ら約20名が参加。学生たちの自己紹介に続いて、「実は簡単!子どもの食育」をテーマに講義しました。学生たちは、「成長期に運動を頑張る子どもや外で元気に遊ぶ子どもがけがをしないようにするためには丈夫な体をつくることが大切です。そのためには、一日三食の食事、十分な睡眠、外で身体を動かすといった生活習慣や、栄養バランスの取れた食事が大切」と力説。朝食と睡眠の関係を説明したほか、12歳以上の食塩摂取量の目安や、1日350gの野菜を摂ること、健康的な食生活を送るために和食の食材の頭文字を組み合わせた「まごわやさしい」を意識した献立にする必要性などを説明しました。

続いて、学生たちがレシピを考えた弁当を紹介。昨年の夏ごろに神奈川県下の野菜直売所「はだのじばさんず」を訪れて地元産の野菜を購入し、レシピを考えて試作を繰り返してきた経緯を紹介しました。適塩と「まごわやさしい」を意識して開発した「じゃこのふりかけごはん」「タラの野菜あんかけ」「茄子のトマトグラタン」などが入った弁当を参加者全員で試食し、栄養に関する○×クイズでも学びを深めました。最後に堀真奈美学部長が、「今日学んだことをほかの人に伝えていくことで、多くの人の生活習慣が変わっていくと思います。楽しみながら健康になることを願っています」とあいさつ。森准教授が、「講座を通して気づいたことを1つでも普段の生活に生かし、ご自身やご家族の健康のために続けてください」と語りました。

リーダーの小林理玖さんは、「栄養価の計算が難しく、料理も最初はあまりおいしく作れず苦労はありましたが、こうして形にできたことをうれしく思います。配布した資料には弁当のレシピだけでなく、普段の食事に取り入れてもらえるようなレシピも記載したので、家に帰って作ってもらえたら」と語ります。参加者は、「子どもがスポーツをしているので興味があって参加しました。学生たちがしっかりと勉強して説明してくれたのでよくわかりました」「子ども食堂で働いているので、レシピを参考にしたい」といった声が聞かれました。

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