ボディビル部の川中選手が「オールジャパン・フィットネス・チャンピオンシップス」のマスキュラーフィジーク部門で自身初の日本一になりました

湘南キャンパスで活動する体育会ボディビル部の川中健介選手(健康学部4年次生)が、9月10日に栃木県総合文化センターで開催された「オールジャパン・フィットネス・チャンピオンシップス」のマスキュラーフィジーク部門※で自身初の日本一になりました。14日には、三重県・響ホール伊勢で開催された「日本クラシックフィジーク選手権大会」でも優勝し、この秋にスペインで開催される世界選手権大会の出場権を獲得しました。

(写真提供=大塚エンタープライズ)

川中選手は中学生のときから筋力トレーニングに興味を持ち、高校時代に本格的な体づくりをはじめました。3年時に全国高校選手権大会で初優勝し、卒業後の20年度から熊本キャンパスの経営学部で学びを深めながら、同年に発足したボディビル部の前身となる湘南キャンパスのバーベルクラブに籍を置いて、ジムに通いながらトレーニングに励んできました。2年時に全日本学生ボディビル選手権で頂点に立ち、3年時の春には本学のキャンパス間留学制度を使って半年間、湘南キャンパスを拠点にチームメートとともに練習を重ねてきました。同年の全日本学生で連覇を果たし、秋の世界選手権大会では自身初の国際大会出場ながらメンズフィジーク173cm以下級で4位に入賞。今年度は練習環境の充実を図るべく、湘南キャンパスの健康学部に転学部し、所属と名称が一新した体育会ボディビル部で仲間たちと切磋琢磨してさらなる筋力アップを図ってきました。

「今年度の大きな目標だった」と語るオールジャパンで優勝した川中選手は、「大会結果を大きく左右する直前の調整がうまくいきました。ボディビル部顧問の有賀誠司先生(健康学部教授)の的確なアドバイスのおかげです」と笑顔で振り返ります。また、「昨年度の11月ごろから、トレーニングの負荷をさらに高めて、筋肉を大きくすることにも意識を置いてきました。その結果、ベンチプレスは昨秋までの自己記録だった180kgから200kgまで上げられるようになり、デッドリフトでは250kgから300㎏まで伸ばすことができました。4月にリニューアルされた15号館のトレーニングセンターの存在も大きく、充実した機器はもちろん、全国トップクラスの大学生アスリートと練習できる環境が日々自分のやる気を高めてくれます。これからもさらに力をつけて、世界選手権では昨年度以上の好成績を残したい」と話しました。

(写真提供=Duncan Mark)

有賀教授は、「よりよい体づくりのためには、自分に合ったトレーニング方法を見つけることが大切です。川中選手には卓越した行動力と決断力があり、さまざまな考えをすぐに実践し、試行錯誤したうえで、フィットしたものを自身に落とし込むことができます。個人の練習だけでなく、チームメートに積極的にアドバイスを送っており、非常にリーダーシップもある選手なので、これからも部を牽引してほしい」と期待を語っています。

※マスキュラーフィジーク部門
ボディビルは、全身の筋肉の大きさやキレ、バランスを審査するボディビル競技と上半身の筋肉の形状やプロポーションを中心に審査するフィジーク部門に分けられており、マスキュラーフィジーク部門は、フィジークの要素に加えて筋肉の量や厚みも審査において重要視されます。