「第4回はだのうんどう能力診断」に協力しました

健康学部健康マネジメント学科の授業「フィールドワークB」を履修している学生たちが中心となり12月10日に、秦野市・メタックス体育館はだので開かれた「第4回はだのうんどう能力診断」に協力しました。フィールドワークBは身近な課題を発見し、自主的な調査・研究を経て解決を目指す授業です。今回は、岡本武志准教授が担当する「はかる、きづく、うごく」をテーマに選んだ10名が準備からスタッフの募集・育成、当日の運営までを担いました。

このイベントは、本学大学院体育学研究科修了生の飯田琢郎さんが代表を務め市内の子どもたちに遊びを通して動く楽しさを伝える活動を展開している「FIKA総合型クラブ」が主催したものです。2022年3月の第1回から岡本准教授とゼミ生、有志学生が運営に協力してきました。今回は、フィールドワークBの履修学生が事前に各研究室や他学部の学生らに協力を依頼。本学科生だけでなく、大学院健康学研究科、経営学部、法学部、教養学部、児童教育学部の学生も加わり、事前にスタッフ説明会を2回開くなど準備を進めてきました。濵田夏樹さん(3年次生)は、「子どもたちに聞かれたら誰でも答えられるようにしようと、第3回の測定会に参加した経験や、測定方法やフィードバックの方法を説明しました」と振り返ります。

当日は、小学生と保護者10組が参加し、握力、20m走、立ち幅跳び、反復横跳び、長座体前屈、上体起こしの数値を測定。6種目の記録を点数化し、六角形のグラフでバランスも見ながら、学生たちが今後取り組むべき運動などについても説明しました。記入用紙を作成した香取遥さん(同)は、「文部科学省の『項目別得点表』は全学年を対象とした数値なので、低学年だと低い得点になってしまいます。“僕はダメなんだ……”と思わないように、年齢別の平均値と見比べられるグラフを作るなど工夫しました。文科省のサイトなどを調べる中で、今まで知らなかった知識も得られて勉強になりました」とコメント。第1回から参加し、今回もスタッフとして協力した川村修二郎さん(4年次生)は、「反復横跳びができない子には“カニさん歩きをしてみよう”とアドバイスするなど、分かりやすい説明を心がけました。一緒に楽しむことで子どもたちも喜んでくれたように感じています」と語りました。岡本准教授は、「上級生は後輩にも子どもたちにも寄り添って教える“令和のリーダーシップ”を発揮し、下級生は健康や運動について授業で学んでいる以上の知識を得てくれました。当日は親向けの測定会も実施し、多くの皆さんが参加してくれました。測って終わりではなく、遊びや運動を楽しむ中で気づきを得て、次のステップに進むきっかけになったのでは」と話していました。