教養学部芸術学科デザイン学課程の学生が「第55回伊勢原観光道灌まつり」のポスターをデザインしました

教養学部芸術学科デザイン学課程3年次生の六尾采夏さんがこのほど、10月1日(土)と2日(日)に開かれる「第55回伊勢原観光道灌まつり」のポスターをデザインしました。本課程では例年、伊勢原市商工観光課から依頼を受けて学生がポスターのデザインを担当。10年目となる今回は3年次生8名がデザインを提案し、伊勢原観光道灌まつり実行委員会での投票を経て六尾さんの作品が採用されました。

「伊勢原観光道灌まつり」は、江戸城築城で知られ、伊勢原でその生涯を閉じた戦国の武将・太田道灌をしのび、商工業の振興と観光の発展を目的に1968年から開催されています。新型コロナウイルス感染症の影響により2019年の開催以降は2年連続で中止を余儀なくされましたが、今年は感染症予防対策を徹底するとともに、規模を縮小しての開催が決定。期間中には、太田道灌公鷹狩り行列、北条政子日向薬師参詣行列、芸能人トークショーなどが行われる予定です。

六尾さんは、「CLIP STUDIO PAINT」などのグラフィックデザインソフトウェアを使用し、約2週間かけて制作。「3年ぶりの開催ということで、“祭りが帰ってきた”ということを強調するため、腕を振り上げて勢いよく太田道灌が向かってくる様子を描きました。コロナ禍で道潅祭りに参加したことがなかったので、過去の様子や歴史などを調べてイメージを固めていきました。黄色や緑色など秋らしい色合いを用いるとともに、太田道灌が目立つように遠近感を出しました。また、絵と釣り合うように字も力強さを感じさせるデザインにしました。このポスターを見て、少しでも多くの人が道灌まつりに足を運んでくれたらとうれしい」と語っています。

完成したポスターは今後、小田急線沿線の駅構内や市街地などに掲出される予定です。