デザイン学課程の尼子非常勤講師がデザインしたモニュメントが湘南平に設置されました

教養学部芸術学科デザイン学課程の尼子靖非常勤講師がデザインしたモニュメント「ainowa」<副題:えん(円、縁)結びのベンチ>が3月14日、神奈川県平塚市の高麗山にある観光スポット「湘南平」に設置されました。湘南平は夜景がきれいなデートスポットとして知られ、1980年代から若者らが愛の誓いとして南京錠をフェンスなどに取り付けていますが、電波障害が生じる恐れがあり、管理者のテレビ神奈川は年1回、南京錠を撤去していました。

平塚市はマナーを守りながら愛を深めてもらおうと今回のモニュメントを設置。尼子非常勤講師は、平塚市のスローガンである「手をつなぎたくなる街湘南ひらつか」をメーンコンセプトとし、「人と人の輪」「絆」をテーマに設定。「相模湾」や「波のチューブ」、葛飾北斎の「富嶽三十六景―神奈川沖波裏」などをイメージし、風景に馴染むようにステンレスの磨きパイプでリング状のモニュメントをデザインしました。高さは約2mで、幅約2.3m、中央に幅約1.8mのベンチが設けられており、側面には南京錠をかけられるスペースがあります。尼子非常勤講師は、「平塚を訪れた皆さま、特に恋人たちのよい思いでになれば幸いです」と語っています。

(写真提供:平塚市)

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