マレーシアの視察団が情報技術センターと湘南キャンパス19号館の受信アンテナを見学しました

マレーシア最大の電力会社テナガ・ナショナルと同社が運営するテナガ・ナショナル大学の関係者12名が9月8日、代々木キャンパスにある情報技術センターと湘南キャンパスに建設が進んでいる(仮称)19号館屋上の受信アンテナを見学しました。同大学では、衛星データを用いてマレーシアの災害・環境監視を行うことを検討しており、今回の視察は日本の関係機関との連携強化を目的としたものです。

当日は、午前中にこの分野で長年の研究実績がある情報技術センターの施設を訪問し、長幸平所長代理(情報理工学部長)が同センターの研究活動について紹介。午後は湘南キャンパスに移動し、建設中の(仮称)19号館の屋上に設置された衛星受信アンテナを見学したほか、施工業者である戸田建設の技術者から免震構造を採用した建物の特徴について説明を受けました。

参加者からは、「情報技術センターの衛星観測の取り組みは、大変参考になった。今後、東海大学との研究協力協定の締結も視野に入れ、協力関係を構築していきたい。また、新しく建てられている19号館の規模、免震構造等にも感心した」とのコメントがありました。長所長代理は、「建設中の19号館の衛星受信アンテナはNASAの地球観測衛星であるTerra、Aqua、NPP等による観測データの受信を行う計画ですが、さっそく海外から見学者が来たことには驚きました。19号館は工学部と情報理工学部の複数学科が主に使用しますが、こうした最新鋭の設備を活用し、先端的な研究と教育を展開していきます」と話しています。

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