札幌キャンパスの2020年度秋学期学位授与式を挙行しました

札幌キャンパスでは3月21日に、2020年度秋学期学位授与式を挙行しました。今年度は国際文化学部220名、生物学部124名の計344名に学位記を授与しました。今回の式典では、会場のN601教室の消毒をはじめ、換気やソーシャルディスタンスの確保など十分な新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で、第1部を生物学部生物学科、海洋生物科学科、第2部を国際文化学部国際コミュニケーション学科、デザイン文化学科、第3部を国際文化学部地域創造学科の3回に分けて実施しました。また、来場がかなわなかった学生や保護者に向けてオンラインで式典の様子を配信しました。

式典では、山田清志学長から各学科の総代に学位記を授与。学位記は日本語版に加え、グローバルな時代で活躍する人材となるよう願いを込めて英語版も発行しており、本キャンパスの344枚を含めたすべての学位記に山田学長が直筆で署名しています。また、学業や課外活動で顕著な成績を収めた学生に総長賞などの各賞も授与しました。山田学長による式辞は英語でスピーチし、コロナ禍の中で学生生活最後の1年を送らざるを得なかった卒業生たちに向けて、「皆さんはオンラインを活用した学修など『ニューノーマル』なライフスタイルに対応する他に類を見ない経験を重ねてきました。多くの困難な状況をレジリエンスと粘り強さで克服し、卒業したことを忘れないでください。本学は、皆さんが地球市民として世界が抱える気候変動や金融危機、紛争、貧困、そして新型コロナ感染拡大などのグローバルな問題に対処する準備をしてくれたと信じています。世界から大きな期待が寄せられていることを意識して、夢を追いかけてください」と激励しました。

網野真一札幌キャンパス長による閉式の辞では、保護者らへの謝辞に続いて学生たちに向けて学部学科での学びの成果を社会で生かすことへの期待を述べ、「皆さんは東海大学での4年間で、『自ら考える力』『集い力』『挑み力』『成し遂げ力』の4つの力を培ってきました。ただ、それによって常に勝利が得られるわけではありません。躓いたときはいつでも母校を訪ねてください。きっと新たな力が湧くはずです。私たち教職員はそうありたいと願っています。皆さんが築かれてきた札幌キャンパスの物事に誠実に向き合い真剣に取り組む気質や校風は、自信をもってこれからを進んでいく糧になることでしょう」と語りかけました。

閉式後は学科ごとに教室に分かれ、卒業生一人ひとりに学科長らから学位記が手渡されたほか教員から激励のメッセージが送られました。