医学部医学科では9月27日に伊勢原市民文化会館で、4年次生を対象とした白衣授与式を行いました。診療に必要な知識や患者に接する態度、診察の仕方などの修得度を評価する共用試験に合格し、9月30日から2年半にわたり臨床実習生として医療機関で基礎臨床実習やクリニカルクラークシップ(診療参加型臨床実習)に臨む104名が、プロフェッショナリズムに則した行動や守秘義務の順守を誓約。森正樹医学部長や渡辺雅彦医学部付属病院長、医学科同窓会である星医会の谷口佳浩会長らが激励し、白衣を授与しました。



初めに森学部長が、「知識を深めて高い技術を修得するとともに、思いやりを持ち、謙虚な気持ちで診療に当たるよう努めてください。皆さんの活躍を祈念しています」とあいさつ。メディカルサイエンスカレッジ教育計画センターの濵田昌史センター長(医学科教授)は、「皆さんには医師と同様のプロフェッショナリズムが求められます。日ごろから自分の行動を律し、患者さんの安全を第一に考えて実習に臨んでください」とエールを送りました。その後、森学部長、渡辺病院長、濵田センター長、谷口会長、4年次生の指導教員を務める内山温教授が、一人ひとりに白衣を授与しました。



渡辺病院長は白衣を身に付けた学生たちに向け、「学びの扉は、積極的にノックすればするほど大きく開いていきます。2年半後に、さらにステップアップした皆さんと働ける日を楽しみにしています」と激励。谷口会長は、「さまざまな人生を歩んできた患者さんと真摯に向き合い、その患者さんにとって何が幸せかに解を求めながら、チーム医療の一員としての第一歩を踏み出してください」と語りかけ、医学部付属病院副院長の横田弘子看護部長は、「共に働く仲間として応援しています」とメッセージを送りました。




続いて、学生を代表して光澤瞳さんが、「多くの患者様の理解と協力があって成り立つ実習であることを忘れず、臨床実習生としての責任と自覚を持ち、限られた貴重な機会を最大限に生かせるよう努力します」と決意を表明。最後に内山教授が、「自主性と協調性を持って実習に臨んでください」と激励し、閉会の言葉を述べました。
なお、学生に授与された2着の白衣のうち1着は星医会から贈られ、医学科保護者会からもタッチペン付きボールペンが贈られました。