伊勢原キャンパスの医学部付属病院小児病棟では10月3日に、クリニクラウン(臨床道化師)の訪問を受けました。クリニクラウンは病院で活動するために必要なトレーニングを受けた道化師で、闘病中の子どもたちに笑顔を届ける活動に取り組む認定NPO法人日本クリニクラウン協会が運営しています。2回目の訪問となる今回は、小児病棟の医師や看護師、感染対策室のスタッフ、医学部看護学科の教員・学生がクリニクラウンの2名に同行。赤い鼻をつけて病棟を巡り、愉快なパフォーマンスで入院中の子どもたちを励ましました。
プレイルームでは、院内学級「東海学級」に通う児童・生徒と保護者が、クリニクラウンと一緒に「皿回しリレー」に挑戦。その後、一行は病室を巡って「ジェスチャークイズ」をしたり、部屋から出られない子どものために窓越しから即興ダンスを披露したりして、患者や家族を楽しませました。子どもたちは、「面白くてストレスが吹き飛びました。皿回しをきっかけに他の患者さんと仲よくなれたこともうれしかったです」「楽しくて元気をたくさんもらいました。治療へのモチベーションが上がりました」と笑顔を見せていました。
看護師からは、「子どもにも保護者にも分け隔てなく接してくださり、病棟全体が温かい空気に包まれました。子どもたちの間に自然と交流が生まれたこともうれしい」「保護者もスタッフも笑って楽しんで元気になれば、そのエネルギーは子どもたちにも伝わると思います」といった感想が聞かれました。看護学科の学生は、「年齢を問わず、誰でも楽しめるパフォーマンスに引き込まれました。子どもや家族の方への接し方、リラックスしてもらう方法を学びました」「人を楽しませる技術やコミュニケーション力も身に付け、患者さんや家族を笑顔にできる看護師を目指したい」と話していました。
小児看護学・家族看護学が専門の井上玲子教授は、「クリニクラウンの皆さんと付属病院のスタッフ、本学科の教員・学生が“ワンチーム”となって、豊かな時間を提供できました。学生が小児患者や家族との関わり方を体験的に学ぶ機会にもなりました」とコメント。小児科の山田佳之医師(医学部医学科教授)は、「患者さんやご家族と適度な距離感を持って公平に接するクリニクラウンの姿は、医療従事者として見習うところが大きいとあらためて感じました。今後もぜひ共に活動していきたい」と話していました。





