「令和4年度東海大学健康クラブ 市民健康スポーツ大学」の開講式を行いました

伊勢原校舎で9月17日に、「令和4年度東海大学健康クラブ 市民健康スポーツ大学」の開講式を行いました。この講座は東海大学と伊勢原市との提携事業として、市民の健康づくりや体力の向上を目指して2009年度に開始したものです。医学部と体育学部、健康学部の教員らで構成する「東海大学健康クラブ」のメンバーが講師を務め、心身の健康に関する講義や筋力トレーニング、体力づくりのためのエクササイズを実施します。20年度と21年度は新型コロナウイルス感染症の影響により中止しましたが、昨今の状況を踏まえて3年ぶりに再開。40代から80代の30名以上が入会しました。

初めに本クラブ会長を務める医学部の吉川隆博副学部長が、「コロナ禍で2年間停止していた活動が、ようやく再開できました。感染対策には十分留意して運営していきます」とあいさつ。来賓として臨席した伊勢原市の髙山松太郎市長は、健康クラブの教員らへの謝辞を述べ、「継続的に楽しくスポーツに取り組んで健康づくりに励むとともに、一人でも多くの人にこの事業を広めてほしいと思います」と受講者を激励しました。続いて、本事業の企画運営に開始当初から携わってきた健康クラブ相談役の谷口幸一先生(元東海大学教授)が、クラブ設立の趣旨やスポーツ大学開講の経緯を紹介。最後に、同じく相談役の吉川政夫先生(同)が、伊勢原市と協同で作成した冊子「いつまでも生き生きと 身体活動量や運動量を増やして健やかな毎日を送ろう」を基に、運動習慣の重要性について説明しました。

開講式後には株式会社ハイクラス代表取締役で本学体育学部非常勤講師を務める位髙駿夫氏(運動指導士)を講師に、今年度第1回のプログラム「親睦のためのレクリエーション」を実施。受講者は自己紹介を兼ねたゲームで親睦を深め、運動と健康に関する講義を聴講しました。

「コロナ前に夫婦で入会していた」という受講生は、「コロナ禍でも自宅でテレビ体操をしたりウオーキングをしたりしていましたが、満足感を得るには至らず、市民健康スポーツ大学の再開を待ち望んでいました。健康の維持、増進はもちろん、多くの人と出会えるのもこの講座の魅力です。皆勤賞を目指して楽しく続けます」と笑顔を見せていました。