医学部看護学科・大山准教授のトルコ共和国における国際緊急援助隊としての活動に対し国際協力機構(JICA)から感謝状が贈られました

医学部看護学科・大山准教授のトルコ共和国における医療活動に対し、このほど独立行政法人国際協力機構(JICA)から感謝状が贈られました。大山准教授は2023年2月23日から3月8日まで、地震で被害を受けたトルコ共和国にJICAを通じて「国際緊急援助隊・医療チーム」として派遣され、医療支援活動に取り組みました。感謝状はその活動が国際協力推進に寄与したとして贈られたもので、12月27日に病院本部の飯田政弘本部長から大山准教授に手渡されました。

大山准教授は東海大学医療技術短期大学を卒業後、医学部付属病院高度救命救急センターに勤務。本学健康科学部看護学科(現・医学部看護学科)に編入学して卒業後、大学院健康科学研究科看護学専攻(現・医学研究科看護学専攻)修士課程を経て群馬大学大学院保健学研究科で博士(保健学)を取得し、2009年に講師として本学科に着任しました。災害医療、救急看護のスペシャリストとして研究・教育に取り組む傍ら、国際緊急援助隊・医療チーム、同・救助チーム医療班のメンバーとして世界各地における医療支援活動にも携わり、がれきの下に閉じ込められた人々への救助・医療とともに、過酷な現場で働くレスキュー隊員たちの心のケアや健康管理も担ってきました。近年は、技術検討員として国際緊急援助隊の運営にも協力しています。

大山准教授は、「こうした活動に従事できるのは、国際協力の意義や重要性を深く認識し、快く送り出してくださる大学と学科の先生方、学生たちの理解と協力のおかげです。世界各地で災害医療に取り組んだ経験やそこで得た知見を研究や教育に生かし、学内に還元するのも自分の使命だと考えています。教職員の皆さんや学生たちに災害に対する危機管理意識を高めてもらうとともに、日ごろの備えや発災時の救助・医療活動等のさらなる充実につながるよう努めていきたい」と話しています。