政治学科の学生が「かながわ選挙カレッジ」に参加しました

政治経済学部政治学科4年次生の稲餅瞳さんが今年度、神奈川県明るい選挙推進協議会が実施している「かながわ選挙カレッジ」に参加しました。同カレッジは、若年層の低投票率を改善するための対策として学生自らが選挙事務などに携わる参加型の啓発活動です。大学等に在籍する学生が同協議会の実習生として、1年間、出前事業などの企画の実施、同協議会委員との交流を通じて選挙事務および選挙啓発への理解を深めるとともに、政治参加や選挙、投票の重要性を認識し、同世代に伝えていくことを目的としたものです。

幼いころから政治に興味があったという稲餅さんは、所属するゼミの前田成東学部長と、同ゼミの先輩であり過去に参加経験のある酒井佑樹さん(2015年度卒)から勧められて参加を決意。ほかの参加者とともに県内の公立高校やキッズベースキャンプ(学童保育機能付きアフタースクール)を訪れ、出前授業や模擬投票を行ってきました。「実習生が候補者となって公約を掲げて演説し、投票してもらうほか、選挙に関する○×クイズを出題して興味関心を深めてもらえるよう努めてきました」と振り返ります。「政治は遠い存在と思いがちですが、前田先生から言われている通り、『朝起きて顔を洗う水も、学校に行くために歩いている道路も、政治があってこそ存在している』のです。今回の活動を通して、少しでも政治や選挙に興味を持ってくれる人が増えたらうれしい」と語ります。

卒業後は秦野市役所に就職する予定で、「何か大きなことを掲げて実行するよりも、人々の生活に寄り添い、サポートするような仕事をしたい」とコメント。「政治学科は自治体に関する講義や外部の団体とかかわる機会も多くあります。学生だからこそできることが多くあるので、臆せず飛び込んで、たくさんの経験をしてください」と後輩たちにエールを送りました。

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