政治経済学部経済学科を目指す皆さまに向けて、先輩・卒業生からのメッセージです。彼ら、彼女らの具体的な想いや経験談を聞いて、これからの大学生活を思い描くヒントにしてみてください。
これからも建学の精神を胸に刻み、困っている人の助けになれるよう
貢献していきたいです。
私が政治学科を志望した理由は、けがや病気をした際に医療保険制度を利用した経験から、同制度の成立過程に興味を持ったからです。その後、「日本政治史」や「行政学」の講義を受ける中で、次第に、制度の基礎となる法律等の改正に携わることができる国家公務員を意識するようになりました。多角的な視点で物事を捉える力を求められる国家公務員になることを見据え、在学中は、「国際関係論」や「国際政治学」も積極的に履修するとともに、国際交流プログラムへの参加や大学院進学の準備などに注力しました。挑戦と失敗を繰り返しながら、国家公務員総合職試験に合格することができました。
政治学科には、卒業後の目標を見つけ、その目標を実現できる機会が多くあります。その機会を生かして、失敗を恐れず、周りに流されることなく、未来を見据えてさまざまなことに挑戦していただきたいです。
今の仕事について
現在は、関係法令の改正等を通じて、医師の働き方改革や医師偏在対策、医療関係職種のカリキュラムの見直し等に従事。2019年のG20労働雇用大臣会合にはリエゾンとして参加しました。
女子学生が政治学を学ぶことで開拓する未来
私は新聞やニュースから社会で起きていることを知ることが好きでした。政治学科に入ろうと思ったきっかけは、政治について深く知り、社会問題について考えることができるようになるのではないかと考えたからです。
政治学を学ぶ女子生徒が増えてきていますが、まだ少ないのが現状です。一方で、政治的に女性の地位が向上されていますが、国会での女性議員の人数も未だに少ないです。しかし、授業の中では男性とも対等に政治についての意見を話し合え、女性ならではの視点などで話が盛り上がることもあります。女性も政治学を学ぶことで未来の社会をより良いものにする力を持っていると日々感じています。
政治学科3年次 松村 友結さん
さまざまな視点から「政治と行政」を考える
私は、社会課題や政策に関する議論を通じて「政治と行政」に求められる働きを考えています。
政治学科には、3、4年次でのゼミナール活動に先駆けて2 年次に開講される「政治学特講」という授業があり「議論を通じた学び」を経験できたことが印象に残っています。副専攻制度を活用して他学部・他学科の授業を受講することで、新たな視点から政治や行政を考えることができるのも魅力の一つです。
また、ボランティア団体で活動していることをきっかけに社会教育や生涯学習の分野に関わる社会教育主事・社会教育士の育成課程も受講しています。
政治学科では、さまざまな視点から「政治と行政」を考えることができます。多くの視点を持つことで望ましい政治・行政の在り方を見つけていきたいです。
政治学科4年次 水津 颯さん
充実した実習から広がる視野と関心
政治学科の科目の中には、2 年次秋学期に履修可能な「NPO・NGO インターンシップ」という実習科目があります。自分の興味を持った団体に対して自ら実習参加の交渉を行い、指定された時間数活動を行います。私は高校生の頃からボランティアとして参加していたNPO 法人ドリームプレイウッズという団体に実習生として参加しました。NPO 法人ドリームプレイウッズは竹林を整備して子どもの遊び場づくりを行なっており、私は竹切りなど普段の生活では体験できないことや、運営会議の参加、インターネットを活用したボランティア募集方法の検討などをさせていただきました。この実習に参加をすることで、より広い視野で社会問題やNPO団体について考えることができました。
政治学科 4年次 藤嶋 和音さん