代々木キャンパスにある代々木図書館のキャラクター「しぶとん」がこのほど完成し、学生向けの掲示などで活用されています。
2019年度に代々木図書館職員の橋本サトコさんの発案で、「渋谷の図書館」から連想した広報用キャラクター「しぶとん」の制作がスタート。キャンパス内で働きながら学ぶ「ワークスタディ奨学生」で図書館に勤務していた後田真里さん(観光学部2019年度卒)が名前からイメージして布団を被ったブタをデザインし、「都会育ちでしぶとく、“トントン”と本の整理が得意」といったプロフィルを考えました。その後、同じくワークスタディ奨学生の富永萌さん(観光学部4年次生)が色づけしてデジタル化。図書館員から出された「春夏秋冬」「応援」「就職活動」「指さし棒」などのテーマを受けて、約30種類のパターンを完成させました。
現在は、初めて代々木図書館を利用する学生向けに、「代々木図書館館内全部見せます展」を行っており、図書館の使い方や棚ごとのオススメなどを紹介する50枚のポスターを掲示しています。スーツを着たしぶとんが「就職試験の問題集や業界研究の本がいっぱいあるトン」と話したり、「観光学評論」を指して「雑誌論文をさがすとき、『雑誌名』『何巻何号(何年)』『著作名』『論題』『何ぺージ』 こういう情報が必要になるんだトン」と解説したりと内容は多岐にわたります。富永さんは、「小学生のころから模写が好きで、水彩画を習ったり、アニメや漫画のキャラクターを描いたり、中学校では美術部にも所属していましたが、自分のイラストがこうして実際に使われるのは初めてなので、とてもうれしいです。パッと見た瞬間に何を表現しているのかわかるように表情やポーズ、首から下げている本のタイトルにもこだわりました」と話します。橋本さんは、「新型コロナウイルス感染症の影響で多くの授業がオンラインになり、図書館を利用する学生は多くはありませんが、初めて訪れた学生や探し物をしている学生の手助けができるようにしていきたい。今後、代々木キャンパスで行われるさまざまな催しなどで使っていければ」と展望を語りました。
なお、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、現在、代々木図書館は観光学部生の利用のみに制限しております(一般の方の利用はできません)。