大学院健康科学研究科看護学専攻が公開講座「モンゴルの家族」を開催しました

2016年05月10日

大学院健康科学研究科看護学専攻家族看護学領域では4月23日に伊勢原キャンパスで、公開講座「モンゴルの家族」を開催しました。当日は、モンゴル国立保健科学大学で助産師の育成に携わっているユラ・バイガルマー氏が遊牧民の暮らしや家族観について保健衛生の視点から講演したほか、同大学と学術交流や交換留学を展開している北里大学看護学部准教授の新井陽子氏がモンゴルの看護教育制度について解説。大学院生や教員、医療機関の看護師ら約20名が聴講しました。

はじめに新井氏が、モンゴル国立保健科学大学と北里大学との交流の歴史や概要について説明。現地を視察した際のスライドを用いて、看護教育制度や医療施設の概要を日本と比較しながら紹介しました。

続いて登壇したバイガルマー氏は、モンゴルの人口や行政組織、教育、医療、年金などの社会制度のほか、自然環境や気候、伝統文化、「ゲル」と呼ばれる移動式住居における遊牧民の生活について解説。「父母が家にいる時間が長いと、よい子どもが育つ」というモンゴルの言葉を紹介し、「家族や親族や協力して子育てをする文化が根付いている」と語りました。また、妊娠期間中の給付金支給や2年間の育児休業制度など、女性の労働や育児を支援する体制が整っていることも説明しました。

参加した大学院生は、「モンゴルの人々の生活や保健衛生に対する考え方などを、大変興味深く聞きました。これを機会にアジア地域の医療・看護制度についても調べてみたい」と感想を話していました。公開講座を企画した本研究科の井上玲子教授は、「自然や社会環境が日本とは大きく異なる国の人々の生活や医療・福祉制度について学ぶことは、看護師や保健師、助産師として視野を広げるためにも大切です。今後も国際化を意識した講座を実施していきたい」と話しています。

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