東海大学看護研究会が「第6回学術集会」を開催しました

2016年10月13日

東海大学看護研究会が9月25日に高輪キャンパスで、「第6回学術集会」を開催しました。同研究会は、学校法人東海大学の看護教育機関(健康科学部看護学科、医療技術短期大学)と、卒業生の多くが勤務する医学部付属4病院(付属病院、東京病院、大磯病院、八王子病院)の看護職者が、連携の促進と学園全体の看護の質向上を図るため、2011年に設立。学術集会は6機関が持ち回りで事務局を担当し、毎年1回開いています。今回は、「看護の国際化~多文化共生社会に求められる看護職の役割~」をテーマに、研究発表や基調講演、シンポジウムなどを実施。東海大学の山田清志学長、健康科学部の沓澤智子学部長、医療技術短期大学の灰田宗孝学長ほか多数を来賓に迎え、近隣の医療機関の方、看護学生、一般の方を含む約350名の看護職者が参加しました。

はじめに、大会長を務めた付属東京病院の藤井幸子看護部長が、「近年、病院に来院する外国人が増えています。国際化が進む中、看護師が果たすべき役割について、広い視点から皆さんとともに考えたいと思います」と開会を宣言。来賓を代表して登壇した山田学長は、「国際化への対応は大学にとっても大きなテーマになっています。今日は、大いに議論を深めてください」とあいさつしました。続いて、医療機関の経営コンサルティングを行う株式会社メディヴァの大石佳能子代表取締役社長が「看護師よ、世界を目指そう」をテーマに基調講演。日本の医療の現状や課題、地域包括ケアへの取り組み、海外の医療事情などを説明した上で、「日本の医療環境は大きな転換期にきている」と分析し、「ぜひグローバルな視点を持って地域の健康問題に取り組んでください。世界を知ることで日本の課題が見え、日本の問題を解決することが世界貢献につながります」と語りました。

研究発表は、過去最多となる22テーマについて成果を報告。本学科からは、真下綾子准教授が「急性期病院における看護実践能力尺度の開発」と題して、また小椋正道講師が「中規模病院における手指衛生実施状況について」をテーマに口演発表したほか、6名がポスター発表しました。休憩時間には、高輪教養教育センターの田中紀代子講師が看護師のための英会話ミニレクチャーを初めて実施し、約30名が参加しました。

「多文化共生社会に求められる看護職の役割」と題したシンポジウムでは、本学科の吉野純子准教授、看護師キャリア支援センターの黒田啓子主任のほか、外国人患者に対し通訳のボランティアを行っている一般社団法人港区国際交流協会の堀桂子理事や、日本の病院に入院した経験を持つ日本大学文理学部のケネス・ジョーンズ講師の4名がシンポジストとして登壇。本学科の大山太准教授を座長に、言葉や文化の違いをこえた看護職のあり方について意見を交わしました。最後に、来年度の事務局を担当する医療技術短期大学看護学科の中田芳子学科主任が、「来年度も皆さんのご協力をいただき、充実した学術集会を開催したいと思います」と結びました。

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