西表島での研究室活動

人文学部の丸山研究室では、沖縄地域研究センターに宿泊しながら、遺跡の見学や動物骨の整理作業を行いました。「離島に行ってみたい、なんだか面白そう」といった明確な目的はないままに参加を希望しましたが、大学や家にいるだけではできない貴重な体験を期待していました。
今回の研究室活動では様々なことを体験しましたが、最も印象に残っているのは、遺跡や貝塚を巡ったことです。海洋学部の卒業生でもある竹富町の職員の方から丁寧な説明を受け、4ヶ所の遺跡・貝塚を見学しました。石垣島からフェリーで西表島の大原港へと渡り、上陸してしばらく行った道沿いに、何気なく3、4千年前の貝塚があることに驚きました。貝の種類が特定できれば、その生息域から、人間の活動範囲が分かること、西表島には土器を使用しなかった無土器時代があることなど、初めて知ることばかりでした。
次に向かった遺跡は、かなり過酷な道を行くことになりました。マングローブ林の浜を歩いたり、電波の届かない森の中を突き進んだりしました。森の中で出口を見失いかけたときには、前日に聞いた西表島での遭難の話を思い出して冷や汗をかきましたが、無事に脱出しました。日常にはない疲労を感じていましたが、卒業研究への取り組みにも刺激を受けた良い時間となりました。


伊東悠凪