市民交流会「みんなで語ろう! 駿河湾の魅力」を開催しました

海洋学部では11月3日に清水キャンパス8号館図書館で、市民交流会「みんなで語ろう! 駿河湾の魅力」を開催しました。文部科学省「地(知)の拠点整備事業」に採択された本学の地域貢献活動の取り組み「To-Collaboプログラム」の一環として実施したものです。2013年度から本学部が開催している「望星丸洋上セミナー」で海洋観測を体験した市民らを対象に、より深く駿河湾の特徴を知ってもらい、その魅力を世界に発信する担い手になってもらおうと初めて開催しました。

当日は約45名の市民と学生、教職員が参加しました。川崎一平教授の司会のもと、千賀康弘学部長が「駿河湾の仕組み」についての講義を実施。洋上セミナーで観測されたデータを使って、深度による海水の温度差や採集されるプランクトンの種類などについて解説しました。続いて参加者を5、6人のグループに分け、「考えてみよう 駿河湾プロジェクト」と題したワークショップも実施。グループごとに代表者がクジを引き、駿河湾の魅力を伝える対象者を決め、それぞれにあったイベント案を検討しました。およそ40分の議論の後には、「地曳網体験で採れた多様な海産物をバーベキューで楽しみ、駿河湾の魅力を体験してもらう」「駿河湾で採取される深層水を使った商品開発に取り組む」といった意見が発表されました。

千賀学部長は、「今回の交流会に参加した市民の方々には、今年度中に本学の図書館を利用できる入館証を配布しました。洋上セミナーや交流会で駿河湾の魅力を知ってもらえたと思うので、図書館を利用してさらに知識を深めてほしい。そして大学を身近な存在に感じてもらい、学生との交流にもつないでいきたい」と話していました。

市民交流会1.jpg

市民交流会2.jpg

市民交流会3.jpg