東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクトのソーラーカーチームが7月11日に湘南キャンパスで、秦野市立大根小学校の4年生約100名を対象に「エコカー教室」を開催しました。この教室は、本学と秦野市との提携事業の一環として毎年開催しているものです。最先端の技術を集積したソーラーカーや電気自動車に直に触れることで、電気への理解を深めるとともに、ものつくりのおもしろさを実感してもらうことを目的としています。
当日は、「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ2017」で4位となった本学のソーラーカー「2017年型 Tokaiチャレンジャー」と「2018 ワールド・エコノ・ムーブ」に出場し特別賞を受賞した電気自動車「ファラデーマジック2」の実機を紹介。プロジェクトメンバーが、少ない電力で走行距離を伸ばす工夫や最高時速などについて解説すると、児童からは「何の素材で作られているのですか?」「この部品は何のためについているのですか?」など、多くの質問が寄せられました。また、松前記念館講堂ではソーラーカーチーム総監督(プロジェクトアドバイザー)の木村英樹教授(工学部電気電子工学科)やメンバーが、エコカーの性能や地球環境に関するミニ講義も行いました。本イベントの企画責任者を務めたプレアットーニ旭アンドレアさん(工学部動力機械工学科2年次生)は、「車体の説明や試走をしたときに、子どもたちが楽しんでくれていたので安心しました。自分たちは“ものつくり”を普及していきたいので、こういった機会を通じて子どもたちが、自分の手で何かをつくる楽しさや環境についての興味関心を養うサポートをしていきたい」と語っています。