「東海大学 CHALLENGE CUP 2020 第8回マイコンカーラリー熊本大会」を開催しました

熊本キャンパスで2月22日に、「東海大学 CHALLENGE CUP 2020 第8回マイコンカーラリー(MCR)熊本大会」を開催しました。MCRはマイクロコンピュータで制御された完全自律走行四輪マシンで、クランクやS字カーブなどが設けられた幅30cm、距離約52mのコースを走破する正確性やタイムを争う競技です。MCRが盛んでありながら大会数が少ない熊本でその機会を増やすとともに、電子工作やプログラミングの面白さを伝えようと、2013年から本学が主催しています。当日は熊本キャンパスで活動するチャレンジセンター・先端技術コミュニティACOTとメカトロマイスターのメンバーや基盤工学部の学生が運営をサポート。高校1・2年生のみが参加可能な「Advanced Class高校新人の部」と、高校生・大学生・社会人を対象にした「Advanced Class一般の部」、参加資格に制限のない「Basic Class」に九州・沖縄の各地から89名が出場し、各部門で優勝を争いました。

今回は、新型コロナウイルスによる感染症の流行を受け、参加者の接触を最小限にとどめるため開会式や閉会式を中止。マシンのメンテナンス用の教室を増やしたほか、競技中も会場の教室ではマスク着用と手指の消毒を徹底、定期的に換気を行うなどして対策を図りました。予選は走行回数無制限でベストタイムを争い、Advanced Class高校生新人の部上位16名、Advanced Class一般の部上位8名、Basic Class上位6名が、1対1の勝ち残り方式による決勝トーナメントに駒を進めました。Advanced Class高校新人の部は鳥栖工業高校の梅田歩乃花さんが12秒20で、Advanced Class一般の部は久留米工業大学の池田明日香さんが12秒29で、Basic Classは延岡工業高校の黒木慎二さんが24秒25で優勝。Advanced Class両部門の優勝者で争われたグランドチャンピオン決定戦では、梅田さんが12秒25で総合優勝に輝きました。表彰式では基盤工学部電気電子情報工学科学科長の高橋将徳教授から各部門の上位3名に表彰状と記念品などを授与しました。梅田さんは、「高校の先輩方から受け継いだマシンに改良を重ねてきました。コースアウトしないことを第一に考えてプログラムを作成したことが結果につながりました」と喜びを語っていました。

また、ACOTとメカトロマイスターのメンバーや基盤工学部の学生は、会場設営から当日の車検、レースの審判、写真撮影や計時、記録などを担当。ACOT来年度プロジェクトリーダーの和泉田刀麻さん(基盤工学部電気電子情報工学科2年次生)は、「高校生から年配の方まで年齢に関係なく競技に打ち込んでいる姿を見て、自分たちももっと勉強しなくてはならないと刺激を受けました。また、ACOTでもさまざまなイベントを開いているので、今大会のサポートで得た経験を生かしていきたい」と話していました。

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