【出展案内】大学見本市2023~イノベーションジャパン

東海大学は、2023年8月24日(木)から8月25日(金)に「大学見本市2023~イノベーション・ジャパン」(主催:国立研究開発法人科学技術振興機構)に出展します。

この展示会は、全国の大学や公的研究機関等から創出された研究成果の社会還元、技術移転を促進すること及び実用化に向けた産学連携等のマッチング支援を実施することを目的とした国内最大の産学連携イベントです。今年は2019年度以来の対面開催となります。本学からは、2件の研究シーズを出展いたします。

「カーボンニュートラル・環境」分野にて長谷川 真也 教授(総合科学技術研究所<工学部機械工学科>)と「健康・医療」分野にて木村 啓志 教授(マイクロ・ナノ研究開発センター<工学部生物工学科>)が、それぞれ実際の装置やポスター、動画で研究をご紹介いたします。開催概要は以下の通りです。


【開催概要】
期 間:2023年8月24日(木)~8月25日(金)
名 称:大学見本市2023~イノベーション・ジャパン
会 場:東京ビッグサイト(〒135-0063 東京都江東区有明3丁目11−1)
U R L:https://innovationjapan.jst.go.jp/
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主 催:国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)
共 催:内閣府、文部科学省

【出展概要】
総合科学技術研究所(工学部機械工学科)
 長谷川 真也 教授(小間番号:C-15)
~熱から冷却・加熱・発電が可能な熱音響システム~ <カーボンニュートラル・環境>
 工場、自動車、船舶などが使用している燃料由来のエネルギーの多くは廃熱として捨てられています。これらの廃熱を「熱音響システム」を用いて回収し、電力や冷却・加熱に利用することを目指した研究を行っています。熱音響現象を利用すると「熱から音波を介して仕事を取り出す熱機関」や「音波を入力することで熱を汲み上げるヒートポンプ(冷却・加熱)」を実現することができます。


マイクロ・ナノ研究開発センター(工学部生物工学科)
 木村 啓志 教授(小間番号::H-16)
~顕微鏡イメージング用組織・器官培養デバイス~<健康・医療>
 従来の器官培養法では、アガロースゲルやインサート上で組織を培養するため、倒立顕微鏡の高倍率レンズを用いた高精細な光学観察が困難です。これに対して、提案デバイスはガス透過性を有するシリコーン膜底面を有する培養器と組織を保持するための多孔膜チップによって構成されており、生体組織を培養しながら倒立顕微鏡で観察することが可能です。本デバイスは、シンプルな構成ながら、従来の器官培養法に比べて極めて操作性が高く、様々な組織培養法に応用可能です。


【東海大学の研究シーズに関するお問い合わせ】
 東海大学学長室(研究推進担当)
Mail: sangi01@tsc.u-tokai.ac.jp