タイ・サービスホスピタリティ研修を実施しました

東海大学では2月3日から22日まで、「タイ・サービスホスピタリティ研修」を実施しました。本学が学術交流協定を締結しているタイ・サイアム大学の協力のもと、キャリア就職センター、国際教育センター、グローバル推進本部、観光学部が連携して実施する約3週間の海外研修プログラムです。学生自身が世界トップクラスのホテルサービスに触れながら、観光や日系企業の仕事などを幅広く学ぶ機会として毎年実施しており、今年度は文学部、文化社会学部、教養学部、体育学部から19名が参加しました。

学生たちは最初の2週間、サイアム大でサービスホスピタリティ関連の授業を受講。同大の学生とともに観光ガイド業務やホテル業務に必要なビジネス英語のほか、タイの観光産業について学んだほか、タイ料理や古式マッサージの実習も経験。グループでバンコク市内を巡り、1日のツアープランを提案するワークショップも実施しました。後半は、マリオットやシェラトン、プルマンなどの有名ホテルで実習を行い、ターゲット層に応じてサービスに関する考え方が違う様子を学んだほか、ANAバンコク支店を始め、小田急電鉄や泰国時事通信社、タイ政府観光庁などで活躍されている日本人スタッフの講義を受講。また、タイ空港公社の協力を得てスワンナプーム国際空港での業務も視察しました。

学生リーダーを務めた増田美優さん(体育学部生涯スポーツ学科4年次生)は、「海外で働くことやホスピタリティ関連の仕事に興味があり参加したのですが、タイ語や伝統文化を学べるなどとても充実し、工夫されたプログラムだったと感じています。ツアープランの立案では、現地ならではの事情を考慮に入れる必要があることも実感しましたし、ホテルのコンセプトによってホスピタリティの考え方が違うことが経験を通して学べたのも貴重でした。また、各企業の方も海外の視点から見た日本のマーケットの現状や、どうやって利益を上げていくのかについて、実際に働いている方から話を聞き、就職活動をするうえでもとてもよい経験になったと思います。これまで日本の『おもてなし』がホスピタリティの形だと思っていたのですが、今回の経験を通してそれとは異なるホスピタリティがあることを知り、タイのこの分野で働きたいと思うようになりました」と話しています。

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