第2回東海大学ヨーロッパ学術センター50周年記念QOLワークショップを開催しました

東海大学では1月29日に、デンマーク工科大学(DTU)と第2回東海大学ヨーロッパ学術センター50周年記念QOLワークショップ「New Energy System and Solar Cell Technologies」をオンラインで開催しました。本学とDTUでは、これまでも持続可能な社会の実現を目指して風力発電や水素エネルギーなどの再生可能エネルギーに関する合同セミナーを開催してきました。今回は、日本とヨーロッパ諸国との学術・文化交流の促進を目的として1970年にデンマーク・コペンハーゲンに開設したヨーロッパ学術センターの50周年記念を兼ねて実施。本学総合科学技術研究所のプロジェクトチームでエネルギー分野の研究に取り組む研究者が講演し、意見を交わしました。

ワークショップでは、堀澤秀之教授(工学部)がモデレータを務め、本学からは冨田恒之准教授(理学部)が、本学でさまざまな専門分野を持つ研究者が連携して展開しているエネルギー研究の実例を紹介。その後、金沢大学で特任助教を務めるMd. Shahiduzzaman氏やDTU上席研究員のStela Canulescu氏、Jorgen Schou氏が、有機無機ハイブリッド材料を用いた太陽電池「ペロブスカイト太陽電池」をはじめとした新世代のエネルギーに関する研究実績について発表しました。最後に本学の磯村雅夫教授(工学部)が挨拶し、「リモートでのワークショップやシンポジウムが活発に開催されるようになり、今回のように国際的な意見交換が展開できることは研究者にとって非常に価値のあることです。新型コロナウイルス感染症が終息した折には、オンラインだけでなく対面形式での意見交換や大学院生の交流も展開しながら、より連携を深めていきたい」と話しました。