アジア学科の1年次生が留学生とオンラインで交流しました

文化社会学部アジア学科では6月29日にオンラインで、1年次生を対象とした「留学生との交流会」を開催しました。本学ではアジアを中心に各国から多くの留学生を受け入れていることから、学生に各国の文化や生活について学ぶ機会を創出しようと、本学科の開講科目「アジアの学び方1」の一環で毎年交流会を実施しています。今回は新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりWEBビデオ会議システム「Zoom」上で実施し、留学生15名を含む約75名の学生が参加しました。

当日は、アジア学科の山花京子准教授が進行役を務め、学生たちが留学生への質問を通して文化理解の造詣を深めました。初めに、留学生が出身国や趣味などを中心に自己紹介し、続いて「日本に来て驚いたこと、感心したこと、困ったこと」を話しました。留学生からは、「花の種類が豊富できれいなことや、交通機関が時間にとても正確であること、日本人が親切であることに感心した」「北京よりも通勤ラッシュが緩やかなことに驚いた」「販売管理システムなど、社会システムがとても発達していることに感心した」といった声が寄せられました。次に「卒業後の進路、やりたいこと、そのために今学びたいこと」をテーマに、「大学院に進学し、高校の教師になりたい」「日本の耐震技術を学び、インドネシアに耐震技術を広める架け橋になりたい。そのために建築会社に就職し、将来的に建築事務所を設立したい」など、さまざまな思いが語られました。「日本人の学生に伝えたいことはありますか?」という質問には、「日本と韓国の文化は似ているようで違う部分も多いので、具体例があれば教えてほしい」「中国は素晴らしい歴史を持っているので、西安に来た際にはぜひ兵馬俑を見てください」といった声が寄せられました。このほかアジア学科の1年生からは「留学先を東海大学に決めた理由は?」や「好きな日本食はなんですか」といった質問がされ、留学生が日ごろ感じていること、考えていることなどから、生まれ育った文化の違いについての学びが深められました。