航空操縦学専攻の学生が「あさひかわっ子☆夢応援プロジェクト」に協力し、旭川市の中学生と対談しました

工学部航空宇宙学科航空操縦学専攻では2月15日に、北海道旭川市が実施する「令和4年度 あさひかわっ子☆夢応援プロジェクト」に協力。本専攻4年次生の石川友香理さんが旭川市の中学生とオンラインで対談しました。同プロジェクトは、将来を担う子どもの夢や希望をかなえるために「今チャレンジしてみたいこと」を市内在住の中学生から募集し、選考を通過した生徒に企業や団体が連携してさまざまな経験や学びの機会を提供するものです。今回の対談に出席した北海道教育大学附属旭川中学校2年生の中谷沙雪さんは「将来はパイロットになりたい」と応募。プレゼンテーションでは、本学でパイロットに必要なライセンスを取得して夢をかなえたいとの考えから本専攻の学生と交流を希望。プロジェクトの採択を受け、今回の対談へと至りました。

当日は、旭川市子育て支援部子育て支援課青少年係の担当者による進行で、中谷さんが石川さんにパイロットを目指す上での苦労や学びの面白さ、パイロットになるために必要なスキルなどについて質問しました。石川さんは、本学飛行訓練センターのあるアメリカ・ノースダコタ大学(UND)に16カ月間留学※した経験を語り、「UNDで受けるライセンス取得のための試験の緊張感は高く、試験本番に向けた体調やメンタルのコンディション調整は大変でしたが、仲間たちと助け合って乗り越えました」と話しました。また、「女性ならではの苦労は?」との質問に、石川さんは「航空機の操縦席は男性の体格が基準に作られているため私には大きく、座席にクッションを敷いて高さを調節する必要がありますが、それ以外にハンデを感じる場面はありません。また、性別に関係なく英語は必須のスキルであり、大学在学中から海外の方とかかわる機会も多いので、今のうちから英語の資格取得などを通じて語学力を磨き苦手意識をなくすことが大切です」とアドバイスしました。

最後に、石川さんは「年に数回開かれている一般社団法人日本女性航空協会や一般社団法人日本航空宇宙工業会など航空業界の団体による『女性限定の航空教室』ではパイロットだけでなく整備士や空港職員といった職業についても学べるので、機会があれば参加してみてはどうでしょうか。将来のイメージがさらに具体的になり、モチベーションが上がると思います。これからも夢に向かって頑張ってください」とメッセージを送りました。

※パイロットへの道~航空操縦学専攻とUNDでの学びは下記をご参照ください