健康学部健康マネジメント学科では、10月20日に湘南キャンパスで「目指せ!KENKOレンジャー!!」を開催しました。地域連携センターによる「キャンパス大学開放事業」の一環で同日に開催された「TOKAIグローカルフェスタ2018」のプログラムとして企画したもの。学生と教員が話し合いを重ね、本学部の学びの柱となる「ソーシャルウェルネス」「メンタルヘルス」「健康と運動」「健康と栄養」を体験してもらおうと4つのブースを用意し、すべてをクリアすると「KENKOレンジャー認定証」を授与するプログラムに、地域の子どもたちやその保護者らが多数参加しました。
「しゃかいのKENKO」と題したコーナーでは、目隠しをして椅子を並べて作った道を同伴者の肩につかまって歩き、車いすで段差や坂道も体験。「こころのKENKO」では、カウンセラーに扮した学生が「あなたにとって大切なものは何ですか?」と問いかけ、心の支えになるものを来場者とともに導き出しました。「たべもののKENKO」では学生たちがつくった「ぬりえ」で主食や主菜、副菜などの絵を塗りながら分類や並べ方を学び、ランチョンマットを制作。「うんどうのKENKO」では2チームに分かれて、10mほど先にある9つのマス目にタオルを置いて、縦、横、斜めのビンゴをつくるゲームに挑戦しました。最後に「たべもののKENKO」で作ったランチョンマットを参考にしながら、ICタグの入った食品サンプルでカロリー数や栄養バランスが調べられる「食育SATシステム」を使い、バランスの取れた食事メニューを考案。すべてを回り終えた参加者には、学生から顔写真と『大切なもの』が書かれた認定証が贈られました。
参加した小学6年生の男子児童は、「部屋ごとに『社会』や『こころ』がテーマになっていると言われて、どんなことが体験できるんだろうと思いながら挑戦しました。どれも楽しく体験することができました。認定証は思い出になるのでうれしいです」とコメント。学生たちは、「子どもたちを主な対象にしたので、勉強だけではなく、実際に身体を動かして体験してもらおうと考えました。健康学部ならではのプログラムにできたと思います」と振り返ります。学生たちの指導に当たった森真理准教授は、「健康学部の学びを伝えるとともに、参加者が自宅に戻っても健康に気づかえるプログラムに仕上がったと思います。学生たちは自ら企画し実行するという経験を通して、新たな発見もあったようで、早くも来年の企画の話をしています。初めての試みでしたが、学生自身の成長にもつながれば」と語っています。