デザイン学課程の学生が横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズのレトルトカレーのパッケージをデザインしました

教養学部芸術学科デザイン学課程3年次生の井関楓珠さんが、横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズから販売が予定されているレトルト商品「横濱ビーフカレー」と「葉山ビーフカレー」のパッケージをデザインしました。これらの商品は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によりホテルのレストラン利用客が減少していることから外販商品を充実させようと、自宅でもホテルの味を楽しめる新商品として計画されたものです。デザインを通じたさまざまな地域連携活動を展開してきた本課程にパッケージデザインの依頼があり、池村教授が担当する授業「デザイン連携プロジェクト」の一環として協力。同授業を履修する学生たちが7月26日にプレゼンテーションを行い、関係者による審査の結果9提案の中から井関さんの案が採用され、9月2日に横浜ベイシェラトンで表彰式が開かれました。

パッケージデザインは、「高級感(シェラトンブランドへの期待)」「商品へのこだわり」「横浜らしさ」「独創性」の観点から採点。表彰式には井関さんのほか、審査の結果2位となった齋藤皓介さん(3年次生)、3位の松本咲恵さん(同)と池村教授が出席し、横浜ベイシェラトンの石原哲也総支配人からカレー鍋を模したオリジナルの賞状が手渡されました。採用された井関さんのデザインは、「人に共有したくなるパッケージ」がテーマ。ホテル館内に設置されている丸い窓をモチーフに、「横濱ビーフカレー」には馬車の図案を、「葉山ビーフカレー」にはヨットの図案を散りばめています。デザインに取り組む前に商品を試食していたことから、「年齢層の高い人をターゲットにした商品と聞いていたけれど、こんなにおいしいカレーなら私たちのような若い世代も、『少し高くても食べたい』と思うはず。写真を撮ってSNSにアップするなど、周りの人に共有したいと思うパッケージにしました」とデザインのポイントを語りました。石原総支配人は、「コロナ禍によってホテルの利用者が減り大きなダメージを受けましたが、こうした事態でなければ本格的に外販ビジネス参画を検討するに至らず、東海大の皆さんとは出会っていなかったかもしれません。考案していただいたパッケージで商品化を進めていき、たくさんの人に食べていただけるよう力を尽くしていきたい」と話しました。

また、横浜と葉山の海や夜景を連想させる青のグラデーションをベースとしたデザインを考案した齋藤さんは、「通常レトルトカレーのパッケージにはカレーの写真が載っているので、ほかの商品と違う印象にしようと考案しました。あと一歩で届かなかったのは悔しいですが、普段一緒に勉強している友人のデザインが店頭に並ぶと思うとうれしい気持ちもあります」とコメント。商品やシェフの写真を用いて高級感あふれるデザインに仕上げた松本さんは、「ホテルの担当者の方から聞いた商品の特徴やコンセプトを聞き逃さないようメモし、デザインに反映しました。結果はとても悔しいけれど自分なりに全力を出し切れましたし、自分に足りないところを学ぶきっかけになりました」と晴れやかな表情で話しました。