デザイン学課程の学生が平塚市の大漁旗をデザインしました

教養学部芸術学科デザイン学課程3年次生の小野千晶さんがこのほど、科学自然都市協創連合による「日本各地を繋ぐ大漁旗プロジェクト」に参加する平塚市の依頼を受け、同市をイメージした大漁旗をデザインしました。このプロジェクトは、昨年7月に東京大学生産技術研究所によって設立された科学自然都市協創連合による設立記念事業として、国連が定める持続可能な開発目標(SDGs)と最先端の科学・技術の視点で「まちづくり」を推進するために企画されたもの。日本各地の魅力とビジョンを描いた大漁旗を製作し、日本沿岸を航行する船に託して各地域をつないだあと、東京大学本郷キャンパスの安田講堂に展示される予定です。

小野さんは平塚市からの提案をもとにデザインを進め、市内に設置されている平塚波力発電所や平塚沖総合実験タワーをメーンに、湘南平や七夕まつりなどの観光名所、イベントも取り入れています。「波力発電は特殊なゴムを用いた波受板が特徴なので、手前に描いた波がその板にかかっているところがポイントです。こうした施設や環境保全に関する取り組みはプロジェクトをきっかけに詳しく知ることができました。イラストにすることで子どもの目にもつきやすいと思うので、大漁旗をきっかけに平塚市の取り組みが全国の人に伝わるとうれしい」と話しています。

▼東京大学生産技術研空所 科学自然都市協創連合ホームページ
https://www.iis.u-tokyo.ac.jp/inter-regional_network/201016tairyo_bata_hiratsuka.html