情報理工学部の卒業生が日本磁気共鳴医学会優秀論文賞を受賞しました

このたび当学部情報科学科から、工学研究科電気電子工学専攻、総合理工学研究科総合理工学専攻を経て博士号を取得した卒業生、八ツ代諭(やつしろ さとし)君が、日本磁気共鳴医学会より優秀論文賞を受賞しました。2019年9月に熊本で開催された第47回日本磁気共鳴医学会大会において授賞式・受賞講演に臨みました。

この論文は英文誌、Magnetic Resonance in Medical Sciences (インパクトファクター1.481)第17巻2号(2018)に掲載されたもので、題目は「Cardiac-driven Pulsatile Motion of Intracranial Cerebrospinal Fluid Visualized Based on Correlation Mapping Technique」(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29187679)です。

当学部情報科学科と医学部脳神経外科の共同研究によるもので、内容はMRIを用いて頭蓋内における脳脊髄液の心拍動性の動きの速度を計測し、その速度波形の時空間に渡る相関特性をマッピングし、動きの特徴を明らかにしたものです。今回の受賞は工学的手法の新規性・独自性と共に臨床的意義が評価されたもので、理工系学部と医学部を有する本学の特徴が存分に活かされたものと考えられます。

八ツ代諭君は現在、バイオビュー株式会社に勤務し、医療機器のMRI適合性試験などに従事すると共に、情報科学科研究員として共同研究で活躍しています。

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