教育研究上の目的及び養成する人材像
国際文化学部国際コミュニケーション学科の教育研究上の目的は、大学・学部の教育目標に沿って、建学の精神及びそれらを具現化した4つの力を踏まえ、人文科学、社会科学、自然科学に関する高度な専門的知識に加え、環境適応力、人間関係構築力、優れた外国語運用能力をもち、国籍や文化の差異を超克して良好かつ平和な人間関係を構築できる「国境なき社会人」としての資質をもった人材を養成することです。この「国境なき社会人」の育成を達成するために、国際コミュニケーション学科では寛容性を発揮してインクルーシブ社会の実現に資する「ユニバーサル人材の育成」を目指します。
3つのポリシー
1ディプロマポリシー
国際文化学部国際コミュニケーション学科では、以下の能力を備えたと認められる者に学位「学士(教養学)」を授与します。
『知識・理解』
①外国語コミュニケーションに関する専門知識
②異文化理解に関する専門知識
③ユニバーサル人材に対する理解
『技能』
①外国語を使って仕事を成し遂げる外国語運用能力
②良好な人間関係を築けるコミュニケーション能力
『態度・志向性』
①他者との違いを理解・受容できる寛容性
②グループワークを通じて仕事を成し遂げる協働性
2カリキュラム・ポリシー
国際文化学部国際コミュニケーション学科が定めるディプロマ・ポリシーに基づき、以下に示す教育課程を編成し、学修成果の評価を実施します。
『教育課程・学修方法・学修成果』
本学科の専門教育では、学部・学科のディプロマ・ポリシーを実現するために、外国語キャリアコースと異文化理解コースの2コースを設置します。学修のレベルに応じた学位DPの達成を可能にするために、授業科目に100番台から400番台までグレードナンバーを設定し、グレード100番台(基礎科目標準レベル)、200番台(基礎科目発展レベル)、300番台(専門科目標準レベル)、400番台(専門科目発展レベル)の順で段階的な学修を可能にしています。
(初年次教育)
本学科では、学科での学修を円滑に進められるよう初年次教育に相当する「入門ゼミナールA・B」を開講し、初年次1年間をかけて、本学部の教育研究上の目的及び養成する人材像と本学科のディプロマ・ポリシーに対する理解促進と文章作成、図書館利用といった学修に必要な要素に対する理解を図ります。この初年次教育においては、本学科の「知識・理解」の学位DPに掲げています「ユニバーサル人材育成」の必要性について理解を促進します。
(キャリア教育)
学科独自のキャリア教育科目として、「インターンシップ」を開講し、環境適応力や人間関係構築力を育成する一環として、キャリア教育を通じた学びを強化します。
(専門教育)
まず、[知識・理解」の学位DPである「外国語コミュニケーションに関する専門知識」を身につけるために、「外国語キャリアコース」において TOEIC や TOEFL などの英語資格試験に対応した英語4技能(聞く、話す、読む、書く)に関連する授業科目を開講し、英語基礎力を養います。
次に、ビジネスや環境に対応した実践的な英語コミュニケーション科目や英語で専門分野を学ぶ科目を学修することにより、英語を使って仕事を成し遂げる力を育成します。加えて、北海道と往来の多い中国、韓国、ロシアの言語に加え、フランス語、ドイツ語を「各国語」科目として開講し、複数の外国語を学修することで、語学に関する学修を「技能」の学位DPである「外国語を使って仕事を成し遂げる外国語運用能力」として結実させます。
異文化理解コースでは、「知識・理解」の学位DPである「異文化理解に関する専門知識」を身につけるために「異文化理解系科目」を開講します。特に、「異文化理解論」と「多文化共生論」を2026年度カリキュラムより新設し、「技能」の学位DPである「良好な人間関係を築けるコミュニケーション能力」と「態度・志向性」の学位DPである「寛容性」を養成します。その上で、「フィールド系科目」を開講し、フィールドワーク、インターンシップ、パブリックワークを単位化し、これら科目の学修により、「知識・理解」、「技能」、「態度・志向性」のすべてに関する複数の学位DP達成を目指します。
本学科の学修は必修科目である「ゼミナール」と「卒業研究」から成る「ゼミナール・基幹科目」(8単位分)において集大成します。「ゼミナール・基幹科目」では、3年次のゼミナールでの研究成果を4年次に卒業研究へと発展させ、卒研発表会を実施し、すべての学位DPの達成を目指します。このゼミナール・基幹科目を通じた学修の集大成により、知識・技能の修得のみならず、人間関係構築力や寛容性の修得も含めた「人間性に根差す教養力」を養います。
『学修成果の評価方法』
授業科目ごとの学習成果の評価については、科目ごとにあらかじめ学修成果目標と成績評価基準を策定・明示し、それに沿って担当教員が公正かつ厳正な成績評価を行います。学科のディプロマ・ポリシー(学位DP)に示されている「知識・理解」「技能」「態度・志向性」に関して、カリキュラムマップに基づくGPAによる学位DP達成度の評価に加え、本学部が独自に実施する学生による自己評価と卒業研究指導教員による学修成果の評価による学位DP達成度のアセスメントを行っています。その集計結果は、教育内部質保証・FD 活動をとおして教育の質向上のためのPDCA サイクルにつなげています。
3アドミッションポリシー
『求める学生像』
国際文化学部国際コミュニケーション学科の教育目標を理解し、この目標を達成するために自ら学ぶ意欲をもった人材。
国際文化学部国際コミュニケーション学科で定められたディプロマ・ポリシーで、求められている能力を身につけられると期待できる基礎学力を十分有する人材。
『入学者にもとめる知識・技能・思考力・判断力・表現力・態度』
(1) 知識・技能
1)英語について
①高校における英語科目の履修を通じて、英語の文章理解力、表現力、コミュニケーション能力を身につけておくことが望ましい。
②英検、TOEIC、TOEFL、GTEC などの外部試験を受験していることが望ましい。
2)国語について
①高校での国語の履修を通して日本語の文章理解力、表現力、コミュニケーション能力を身につけておくことが望ましい。
②作文・小論文作成のトレーニングを積んでおくことが望ましい。
3)社会について
①社会では、高校での社会の科目(世界史、日本史、地理、政治・経済、倫理、現代社会)を幅広く理解していることが望まれる。
②新聞の国際欄を読んで記事の内容を理解できることが望まれる。
4)数学及び理科について
数学及び理科は、文系の学問を学ぶ上で必要な自然科学的な知識を幅広く理解していることが望ましい。
(2)思考力・判断力・表現力
1)論理的思考力について
中学校の数学で学んだ図形の証明問題(合同、相似)を用い、「前提―論拠―結論」という論理的思考のパターンを理解しておくことが望ましい。
2)判断力について
自身の住む地域が直面している問題を特定し、それに対する解決方法を考察するトレーニングを積んでおくことが望ましい。
3)表現力について
新聞の社説を書き写し、論説文の構成や表現パターンを理解しておくことが望まれる。
(3)主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度
1)ボランティア活動について
学校内や地域のボランティア活動に積極的に参加し、社会の課題に対して当事者意識を身につけておくことが望ましい。
2)リーダーシップとマネジメントについて
リーダーシップとマネジメントに必要な要素を理解しておくことが望ましい。