経営学部

観光ビジネス学科

先輩・卒業生からのメッセージ

経営学部観光ビジネス学科を目指す皆さまに向けて、先輩・卒業生からのメッセージです。彼ら、彼女らの具体的な想いや経験談を聞いて、これからの大学生活を思い描くヒントにしてみてください。

伊藤 幸菜
2020年度卒業
伊藤 幸菜さん

エコツーリズムの先進地フレーザー島で自然保護の大切さを体感

2019年8月に1週間、1年生から4年生までの11人の学生たちとオーストラリアのフレーザー島への観光研修に参加しました。台北で乗り換え無事ブリスベンを経由し、フレーザー島を目指しました。この時期、日中は夏、朝晩は冬。と気温の変化はありますが、景色がくっきり見え、夜は南十字星と天の川など興奮することばかりでした。初日は、早速ナショナルパークレンジャーから世界遺産のフレーザー島の価値や、なぜ保全するべきなのか。どうやって保全すべきか。などフレーザー島でのナショナルパークレンジャーの役割、フレーザー島の観光の課題などを話し合いました。観光研修では、島を4WDのバスで巡る一日エコツアーや二つの湖を回るツアーに参加しました。ターゲットが違う二つのツアーに参加し、どうやったらお客様を楽しませながら、環境保全へのメッセージを伝えるのか、実践で学ぶよい機会でした。また、早朝のバードウォーク、エコリゾートとしての環境への取り組みを紹介するエコウォーク、先住民の生活を知るカルチャーウォーク、そしてマングローブの汽水域までカヌーで行くカヌーツアーなどの体験やホエールウォッチングをしました。今回の研修では、環境保護の大切さを改めて学ぶことができました。

「オレンジカクテルナイト」の実行委員長として仲間と力を合わせてイベントに取り組む

2019年10月19日に、熊本市西区河内町芳野地区で「オレンジカクテルナイトin Yoshino」を開催し、実行委員長を務めました。本研究室では、6年前から同地区で観光資源調査やイベントの企画・運営を行っており、高齢化や過疎化が進む同町芳野校区の活性化を目指し、2015年から毎年開催しています。学生約30人が運営に当たった今回は、第1部に約110名が参加しました。草枕の道を始め学生と地域の皆さんとでつくった4つのコースを宝探しウォークとして巡ったほか、昼食で地域住民が調理した猪肉の角煮や里芋の味噌和えなどを味わいました。夕方からの第2部では、参加者約150名が有明海に沈む夕日をバックに、学生が考案したオリジナルカクテルを堪能しました。「令和」や「平成」「昭和」といった5種類のカクテルは大好評でした。日没後には公民館へと会場を移し、住民が手作りしたミカン入りドライカレーを食べながら、それぞれに交流を深めました。各地域がそれぞれの“宝”を見直し、特徴を生かしたPRをし続けることで、多くの観光客を呼び込むことにつながると思いました。これからも住民の皆さんと交流を続けながら、地域の魅力を再発見する活動を続けていきたいと思います。

猪口 聖樺
2020年度卒業
猪口 聖樺さん
石原 美睛
ANAクラウンプラザホテル福岡
石原 美睛さん

2017年度卒業

フィールドワークを通じて培ったコミュニケーションカは職場でも大きな力に

入社当初は、朝食からルームサービスまで行う「オールデーダイニング・クラウンカフェ」のスタッフとして働いていました。一番大変だったことは、ホテル内のいろいろな部署からの依頼に対応したり、お客様のニーズに応えることでした。現在は、マーケティングの仕事につき、利用者が求めているサービスの市場調査を行い、イベントの企画運営を担当しています。これまでの経験が役に立ち、今ではお客様の気持ちを考え何が大切なのかを念頭に仕事に頑張っています。これからも、お客様に安心・安全・丁寧な案内を心がけ観光業界で活躍していきたいと思っています。まだ将来の夢が決まっていなくても本学科で必要な力を養い、自分のやりたいことを見つける機会が多く広がっていると思います。

異文化理解や語学習得、資格取得でビジネスに一歩リード

現在は、鹿児島支店において鹿児島での学会・国際会議・スポーツの全国大会の仕入れや斡旋の仕事にあたっています。全国から来鹿される方の宿やシャトルバスの手配をするなど、パソコン前で仕事をすることが多いのですが、自分で仕入れた大会が無事に終わった時はやりがいを感じます。将来は鹿児島開催の大規模な学会・大会において支店の中心になって仕事ができる存在になること、在外支店(海外支店)で日本へのアウトバウンドの送客などに携わりたいと思っています。私は、学生時代もカンボジアでのボランティア活動、タンザニアでの国際協力、ニュージーランドヘの留学などを体験しましたが、グローバル社会において外国語ができることや、異文化について学んだことは、国際学会などの際に海外からの参加者とコミュニケーションを取る際にも役に立っていると思います。もちろん旅行業務取扱管理者、旅程管理主任者の資格など資格取得にも頑張ってきましたが、入社後必ず取得しなければならないこれらの資格を事前にとってあったことは助かりました。

内野 友稀
株式会社JTB
内野 友稀さん

2017年度卒業