本学の海洋研究所と水産海洋学会では、3月10日(木)に静岡市東部勤労者福祉センター「清水テルサ」で、2015年度水産海洋学会地域研究集会 & 東海大学海洋研究所コアプロジェクト研究報告会「駿河湾研究最前線~駿河湾のこと、どのくらい知っていますか?~」を開催します。水深が2500m以上に達し、国内最深の湾とされている駿河湾。その深さから沿岸でありながら黒潮、親潮からの海水や深層水が流入し、多種多様な生態系を形成しています。当日は、同湾の研究に携わる研究者が登壇し、最新の観測結果やデータなどに基づいて、環境変動など研究の最前線について一般の方にも分かりやすく解説いたします。ぜひご来場ください。
「駿河湾研究最前線~駿河湾のこと、どのくらい知っていますか?~」
【日時】
3月10日(日) 13:00~17:00
【内容】
13:00 開会挨拶 和田時夫氏(水産海洋学会会長)
13:10 海洋研究所コアプロジェクトについて
13:20 趣旨説明 植原量行教授・久保田雅久教授(東海大学海洋研究所所長)
13:30 <一般講演・総合討論>
テーマ①:豊かな海を支える自然環境「物理環境とその変動」 座長:仁木将人准教授
1.「駿河湾内の貯熱量の時間変化」 植原教授・安藤一輝(4年次生)・轡田邦夫教授・久保田教授
2.「駿河湾における海面熱・水収支の試み」 轡田教授・塚本輝(4年次生)・長谷川瞬(4年次生)・植原教授
3.「ADCPデータからみる駿河湾の流動構造とその変化」 仁木教授・勝間田高明講師
14:40
テーマ②:豊かな海を支える生き物たち「化学・生物環境とその変動」 座長:萩原直樹講師
1.「駿河湾の海色リモートセンシング」 田中昭彦准教授・杉山領研究員
2.「駿河湾の海底湧水」 成田尚史教授・小松大祐講師
3.「駿河湾の漂泳生態系―SURUMEプロジェクトの成果より」 宗林留美准教授(静岡大学大学院)・大林由美子助教(愛媛大学沿岸環境科学研究センター)・西川淳教授・松浦弘行准教授・吉川尚准教授
15:50
テーマ③:最新技術で知る・見る駿河湾「観測と海洋数値モデル」 座長:植原教授
1.「定線観測から見た静岡県沿岸の環境変動」 高木康次氏(静岡県水産技術研究所)
2.「日本沿岸の高解像度海洋モデルの開発」 瀬藤聡氏(水産総合研究センター 中央水産研究所)
16:30 総合討論 座長:植原量行、話題提供:佐藤征教氏(静岡市経済局商工部産業振興課)・鈴木純氏(同)
【会場】
静岡市東部勤労者福祉センター「清水テルサ」7F会議室A・B
(静岡県静岡市清水区島崎町223)
【交通】
JR清水駅下車、みなと口より徒歩約5分、静鉄新清水駅下車、徒歩約7分。
【参加費】
無料
【お申し込み】
不要
【お問い合わせ】
清水事務課
TEL:054-334-6913
【共催】
東海大学海洋研究所、水産海洋学会、東海大学海洋学部