
医学部医学科では9月26日に伊勢原市民文化会館で、4年次生を対象とした白衣授与式を行いました。診療に必要な知識や患者に接する態度、診察の仕方などの修得度を評価する共用試験に合格し、臨床実習生として医療機関で基礎臨床実習やクリニカルクラークシップ(診療参加型臨床実習)に臨む110名が、プロフェッショナリズムに則した行動や守秘義務の順守を誓約。大上研二医学部長や渡辺雅彦医学部付属病院長、医学科同窓会である星医会の谷口佳浩会長らが激励し、白衣を授与しました。
初めに大上学部長が、「白衣はこれまでの成長と新たな使命の証であることを胸に刻み、臨床実習を通じて知識と技術、人間性をみがき続けてください」とあいさつ。4年次生の指導教員を務める丹羽徹教授は、「臨床実習は自分の適性やキャリアを考える機会にもなると思います。ぜひ主体的に取り組んでほしい」とエールを送りました。続いて、大上学部長、渡辺病院長、谷口会長、川田浩志副学部長、竹下啓医学科長、丹羽教授が一人ひとりに白衣を授与しました。



渡辺病院長は白衣を身に付けた学生たちに向け、「患者さんを尊重する気持ちを忘れず、責任感を持って実習に臨んでください。病院は皆さんを歓迎します。共によりよい医療をつくっていきましょう」と激励。谷口会長は、「患者さんの声や多職種の意見に真摯に耳を傾け、一つずつ“解”を探してほしい。それが積み重なることで、“良医”とは何かが見えてくると思います」と語りかけました。その後、診療情報部長の小川吉明教授が個人情報の取り扱いに関する留意点を説明。医学部付属病院副院長の森悟子看護部長がお祝いの言葉を送りました。



続いて、学生を代表して桐山智樹さんが、「臨床実習が、多くの患者様とそのご家族のご理解とご協力があって成り立つものであることを深く理解するとともに、指導してくださる方々への感謝を忘れず、貴重な機会を最大限に活用できるよう誠心誠意努力します」と決意を表明。最後に竹下学科長が、「皆さんが目の前にいる患者さん一人ひとりの“希望の星”に成長するよう心から願っています」と期待を語り、閉会の言葉を述べました。
なお、学生に授与された2着の白衣のうち1着は星医会から贈られ、医学科保護者会からもタッチペン付きボールペンが贈られました。